大型犬は、見た目の迫力や包容力、抜群の賢さや優しさなど、他のサイズの犬種にはない魅力がたっぷり詰まっています。
でも、飼い主として気になるのは「本当に飼える?」「毎日の世話は大変?」というリアルな疑問や不安。
そこで今回は、2025年最新の大型犬人気ランキングをデータ付きで徹底紹介!
さらに、ランキング上位犬種の性格や特徴、暮らしやすさ、珍しい超大型犬の世界まで、読んで楽しく役立つ情報を盛りだくさんでお届けします。
「一度は大型犬と暮らしてみたい」「今まさにお迎え検討中!」という方も、「いつかは…」と憧れている方も、ぜひ参考にしてください。
大型犬を迎える前に知っておきたいこと
大型犬と暮らすには、知識や心構え、そして日々の実践が大切です。
この章では、大型犬ならではの魅力や飼い方の違い、飼育環境の工夫ポイント、よくある疑問について、初めての方にも分かりやすく解説します。
大型犬の魅力とは?小型犬・中型犬との暮らしの違い
大型犬が持つ最大の魅力は、その圧倒的な存在感と頼もしさ。
体が大きいぶん、そばにいるだけで安心感があり、家族にとってかけがえのないパートナーになってくれます。
また、性格が穏やかで落ち着いている子が多いため、ゆったりした時間を共に過ごしたい方や、小さなお子さんがいる家庭にもおすすめです。
小型犬や中型犬と違い、大型犬は運動量が非常に多く、毎日たっぷりお散歩したり一緒にアウトドアを楽しめるのも大きな特徴。
また、賢くしつけが入りやすい犬種が多いため、トレーニングや一緒に学ぶ時間もやりがい満点です。
とはいえ体力やパワーはケタ違いなので、家族全員で協力して“犬中心の暮らし”を楽しむ心の余裕も必要です。
必要な飼育スペース・運動量・費用は?
大型犬の暮らしには広めのスペースと十分な運動が不可欠です。
理想的なのは、犬が自由にくつろげる専用スペースやゲージ、さらには屋外やベランダで思いっきり遊べる環境。
体重が30kgを超える犬種も多いので、階段や滑りやすい床にはしっかりとした対策を。
一日あたり1時間以上の散歩や、ドッグラン・アウトドア遊びは必須。
運動不足はストレスや問題行動の原因になりやすいので、家族のライフスタイルに合わせた運動プランを考えてあげましょう。
さらに、フード代や医療費、予防接種、グッズ類も体の大きさに比例して高額になる傾向があるため、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。
「飼ってはいけない」と言われる理由は?初心者が大型犬を選ぶ際の注意点
SNSやネットで「大型犬は飼ってはいけない」という言葉を目にすることがあります。
その理由のひとつは、しつけの難しさやパワーに振り回されるリスク。
小型犬と違い、力も体格もあるため、主従関係がきちんと築けていないと制御ができなくなってしまうことも。
また、被毛のケアや運動、食事量の多さなど、手間も時間も想像以上にかかります。
「飼い主がリーダーシップを持てるか」「十分なスペースと運動時間を確保できるか」「費用負担は大丈夫か」を家族でよく相談し、“犬の幸せ”を最優先に考えられる環境で迎えてあげてください。

【2025年版】人気の大型犬ランキングTOP10
ここからは、2024年のJKC登録データをもとにした最新の大型犬人気ランキングをご紹介します。
飼いやすさや性格、しつけのしやすさなどにも注目しながら、各犬種の個性や魅力をたっぷり解説!
「これぞ理想の相棒!」という犬種から、意外な穴場タイプまで、大型犬の最新トレンドをしっかり押さえてください。
【1位】ゴールデンレトリバー(賢さと温厚さで不動の人気)
特徴・魅力(性格、体重、体高など)
長年不動の人気No.1を誇るゴールデンレトリバー。
イギリス原産の大型犬で、2024年の登録頭数は7,275頭と圧倒的な人気を集めています。
特徴は、明るく優しく社交的な性格と、金色の美しい被毛。
体重は25~34kg前後、体高は55~61cmほどで、穏やかさと運動能力をあわせ持ちます。
家庭犬としてだけでなく、盲導犬や介助犬など幅広い分野で活躍するほど知性と従順さが魅力です。
幼い子供や他のペットとも良好な関係を築きやすく、「まさに家族の一員」になれる理想の大型犬と言えるでしょう。
飼いやすさ・しつけのポイント
ゴールデンレトリバーは初心者にも比較的飼いやすい大型犬とされます。
その理由は、高い知能と飼い主への忠実心によるしつけのしやすさ。
ただし、豊かな被毛のブラッシングや抜け毛のケア、そして毎日たっぷりの運動(1日1時間以上)を心がけてください。
陽気で活発な一面があるので、子犬期から遊びやトレーニングを通じてしっかりと主従関係を築くことが大切です。
大型犬ならではのパワーやジャンプ力も持っているため、飛びつき癖や甘噛みは早めに改善しましょう。
「誰にでも優しい」「家族に尽くす」その性格を存分に伸ばしてあげられれば、一生の最高のパートナーになってくれるはずです。
【2位】ラブラドールレトリバー(盲導犬としても活躍する高い知性)
特徴・魅力
ゴールデンレトリバーと双璧をなす人気犬種がラブラドールレトリバーです。
2024年の登録頭数は3,580頭。
原産はイギリスで、ブラック・イエロー・チョコレートなどバリエーション豊かな被毛カラーも特徴的。
性格はとても社交的で人懐っこく、活発で遊ぶのが大好き。
さらに賢く学習能力が高いため、盲導犬や警察犬・災害救助犬としても世界中で活躍しています。
体重は25~36kg前後、体高54~57cmほど。
明るく朗らかな性格は子どもや多頭飼い家庭にも人気です。
飼いやすさ・しつけのポイント
ラブラドールレトリバーはエネルギッシュな運動量が特徴。
毎日1時間以上の散歩やドッグランでの自由運動が欠かせません。
賢いぶん「いたずら好き」な面もあるので、子犬期から家族みんなでルールを統一し、しっかりしつけを行いましょう。
褒めて伸ばすトレーニングが効果的ですが、食いしん坊な子が多いのでフード管理や誤飲には注意が必要です。
被毛は短毛でお手入れはしやすいものの、抜け毛対策は日々のブラッシングで。
活発な家庭やアウトドア好きの方にはまさにぴったりの大型犬です。
【3位】スタンダードプードル(抜け毛が少なく賢い大型犬)
特徴・魅力
スタンダードプードルは、トイプードルの原型でありながら存在感抜群の大型犬です。
2024年の登録頭数は2,900頭。
しなやかで筋肉質な体型と、豊かでカールした被毛が特徴的。
体重は20~32kg、体高45cm以上。
最大の特徴は抜け毛・体臭が非常に少ないため、アレルギー体質の方にも選ばれやすい点です。
性格は明るく人懐っこく、家族に対して深い愛情を示します。
高い知能と理解力は全犬種トップクラス。
運動神経も抜群で、ドッグスポーツやアジリティにも向いています。
飼いやすさ・しつけのポイント
スタンダードプードルは初心者にも比較的扱いやすい大型犬ですが、定期的なトリミングや被毛ケアが必須となります。
高い知能ゆえに、ルールが一貫しないと賢くサボることも。
しっかりとしたリーダーシップと一貫したしつけ、たっぷりの愛情・運動・頭脳を使う遊びが大切です。
賢い犬種だからこそ“家族みんなで楽しくトレーニング”の時間を持つと、さらに絆が深まります。
抜け毛の少なさは大きなメリットですが、月1回以上のサロン通い・ブラッシングは必須です。
【4位】バーニーズマウンテンドッグ(温和で家族思いな「バーニー」)
特徴・魅力
バーニーズマウンテンドッグは、スイス生まれの温和な山岳犬で、2024年登録頭数は1,262頭。
ブラック・ホワイト・レッドのトライカラーが美しく、ふわふわで厚い被毛が特徴です。
体重は35~55kg、体高58~70cmとかなりの大型サイズ。
性格はとても家族思いで、優しさと穏やかさを兼ね備えています。
社交的で人懐っこい一方、警戒心も適度にあるため番犬としても活躍。
農作業や荷車引き、護衛犬の歴史を持つパワフルな働き者でもあります。
飼いやすさ・しつけのポイント
温厚で穏やかな性格のため、初心者やファミリーにも人気ですが、大型犬ならではの体力とスペースが必要です。
暑さに弱い犬種なので、夏場の温度管理や涼しい時間帯の散歩が必須。
被毛ケアは日々のブラッシングと定期的なシャンプーで清潔に保ちましょう。
運動も大切ですが、関節や足腰への負担にも配慮が必要です。
家族への忠誠心が高いぶん、長時間の留守番は苦手なので、コミュニケーション重視のご家庭にぴったりです。
【5位】シベリアンハスキー(クールな外見と陽気な性格のギャップ)
特徴・魅力
シベリアンハスキーは、そのオオカミのような凛々しい顔立ちと、澄んだブルーアイが印象的な大型犬。
2024年の登録頭数は2,560頭です。
体重は20~28kg、体高50~60cmほど。
「ハスキー=クール」と思われがちですが、実はとっても陽気で甘えん坊な性格!
人懐こく明るい性格で他犬や子どもともフレンドリーに接します。
極寒の地シベリアで生まれ、ソリ犬として鍛えられた高い体力と社会性も大きな魅力です。
飼いやすさ・しつけのポイント
ハスキーは運動量・好奇心ともにMAXレベルの犬種。
毎日しっかり散歩・ランや遊びを取り入れ、退屈させない工夫が重要です。
賢く社会性もある一方、独立心や気まぐれな面もあるため、一貫したしつけとルール作りが必要です。
被毛はダブルコートで抜け毛が多いため、換毛期のブラッシングは念入りに。
暑さが大の苦手なので、夏の冷房や涼しい環境作りも忘れずに!
楽しく明るい家庭や、アウトドア好きの飼い主さんにピッタリのパートナーです。
【6位】サモエド(いつも笑顔「サモエドスマイル」が魅力)
特徴・魅力
「サモエドスマイル」と呼ばれるにっこり笑顔が魅力的なサモエドは、2024年登録頭数が450頭の人気大型犬です。
真っ白でふわふわの被毛と大きく優しい体つき、そして誰もが癒される明るい表情が多くの人の心を掴んで離しません。
体重は16~30kgほど、体高は50~60cm前後。
ロシアの極寒地でトナカイの群れの番やソリ犬として活躍してきた歴史があり、人と寄り添いながら生きる性格が根付いています。
甘えん坊で愛情深く、家族や子供、他の犬ともフレンドリーなタイプが多いのも特徴です。
飼いやすさ・しつけのポイント
賢く従順でしつけは入りやすいですが、長時間のお留守番が苦手で寂しがり屋の傾向があります。
ふわふわの被毛を美しく保つため、こまめなブラッシングや抜け毛ケアは欠かせません。
元気いっぱいなため十分な運動も大切ですが、暑さに弱いので気温の高い時期の散歩や室内環境には注意しましょう。
コミュニケーションをしっかり取れるご家庭や、愛情をたっぷりかけてあげられる方にぴったりの癒し系大型犬です。
【7位】ジャーマンシェパードドッグ(警察犬としても知られる万能犬)
特徴・魅力
「警察犬」と聞いて真っ先に思い浮かぶ人も多いジャーマンシェパードドッグは、2024年登録頭数332頭の人気犬種。
体重は30~40kg前後、体高は55~65cmほど。
ピンと立った耳と精悍な顔立ち、大きな体で圧倒的な存在感を放ちますが、とても愛情深く賢い性格を持ちます。
高い学習能力と忠誠心があり、しっかりと信頼関係を築けば家族に献身的なパートナーに。
しっかり者のイメージですが、甘えん坊な一面もファンにはたまらないポイントです。
飼いやすさ・しつけのポイント
リーダーに従順な性格なので、しっかりとした主従関係が築ければ初心者でも安心して飼育できる万能犬。
ただし運動量は非常に多く、毎日1~2時間のお散歩+知育遊びやトレーニングが欠かせません。
繊細な一面もあるため、しつけは「褒めて伸ばす」を徹底し、家族みんなで一貫した対応を心がけてください。
被毛はダブルコートで抜け毛が多いので、日々のお手入れや換毛期のケアも大切です。
訓練やアジリティ、ガードドッグなど多彩な活躍ができる、まさに「頼れる相棒」といえる大型犬です。
【8位】グレートピレニーズ(真っ白で大きな護衛犬)
特徴・魅力
フランス・ピレネー山脈原産で「超大型犬」とも呼ばれるグレートピレニーズは、登録数358頭(2024年)。
真っ白な分厚い被毛と雄大な体格、そしてどこか優しさを感じる表情が特徴です。
体重は40~60kg、体高は65~80cmにもなる圧倒的な存在感を誇ります。
もともと羊の群れや家畜を守る護衛犬として活躍してきた歴史があり、家族や自分のテリトリーを守る意識が強いのがポイント。
基本的には温厚で穏やかな性格で、子供や他の動物とも仲良く過ごせます。
飼いやすさ・しつけのポイント
非常に落ち着いた性格ですが、番犬気質から警戒心が強い一面もあるため、小さい頃から多くの人や犬と触れ合わせる社会化トレーニングが重要です。
広いスペースや運動量が必要なため、郊外や田舎の一軒家など広い環境が理想的。
ダブルコートの被毛は抜け毛が多く、日々のブラッシングや季節ごとのケアも欠かせません。
しっかりとリーダーシップを発揮しつつ、たっぷりの愛情で向き合えば、まるで大きなぬいぐるみのような癒し系パートナーになってくれます。
【9位】秋田犬(忠犬ハチ公でも有名な日本犬)
特徴・魅力
日本犬唯一の大型犬として世界中から注目を集める秋田犬は、2024年の登録頭数が251頭。
がっしりとした体格と特徴的な巻き尾、つぶらな瞳が愛らしさを引き立てます。
忠実で勇敢、家族を守る強い意志と深い愛情を兼ね備え、まさに「忠犬ハチ公」の物語で知られるような一途さが魅力です。
堂々とした見た目ですが、実はとても甘えん坊な一面もあり、心を許した家族にはとことん愛情を注いでくれます。
飼いやすさ・しつけのポイント
秋田犬はしつけのしやすさは中級~上級者向け。
独立心が強く警戒心もあるため、子犬のうちからリーダーシップを発揮し、一貫したルールと信頼関係作りが重要です。
運動も十分に必要ですが、パワフルな体力をしっかり発散できる広いスペースやドッグランが理想的です。
抜け毛が多いので換毛期のケアも忘れずに。
家族としっかり信頼を築けば、頼もしい日本の名犬として一生の相棒になってくれます。
【10位】ドーベルマン(筋肉質でスタイリッシュな番犬)
特徴・魅力
精悍な見た目としなやかな筋肉質の体で、番犬や警察犬のイメージが強いドーベルマン。
2024年登録頭数は373頭。
体重は32~45kg、体高は63~72cmほどで、バランスの取れたスタイルとクールな顔立ちがとても印象的です。
実はとても愛情深く忠実な性格で、家族には甘えん坊で優しいギャップも!
本来はドイツ生まれの護衛犬で、勇敢さと優しさを兼ね備えています。
飼いやすさ・しつけのポイント
知性とパワーを持ち合わせているぶん、主従関係やルール作りをしっかりと行うことが必要です。
早期のしつけやトレーニング、社会化は必須で、初心者は経験豊富なトレーナーのサポートを受けるのもおすすめ。
被毛は短くお手入れはラクですが、皮膚トラブルや寒さに弱いため、体調管理や防寒対策にも配慮しましょう。
信頼できるリーダーのもとでは、家族の頼もしい守り神になってくれます。
まだまだ魅力的な犬種がランクイン!大型犬人気ランキング11位~20位
TOP10に入らなかった犬種にも、個性的で魅力あふれる大型犬が勢ぞろいしています。
ここからは11位~20位にランクインした注目の大型犬種を一気にご紹介!
それぞれの特徴やおすすめポイント、飼い主さんとの相性についても詳しく解説しますので、「自分に合った運命の大型犬」を探している方は要チェックです。
11位:フラットコーテッドレトリーバー
「フラッティ」の愛称で親しまれるフラットコーテッドレトリーバーは、陽気で人懐っこい性格と、艶やかなブラックやレバー色の被毛が美しい犬種です。
2024年登録頭数は278頭。
運動能力が高く、猟犬や家庭犬としても人気。
明るく遊び好きなので、アクティブな家庭やアウトドア好きな方にはぴったりです。
飼い主との絆を大切にし、しつけやトレーニングも入りやすいのが特徴。
毎日の運動やコミュニケーションをしっかり取ることで、最高のパートナーになります。
12位:ボルゾイ
ロシア原産の貴族犬として知られるボルゾイは、優雅でしなやかな体型と、ふさふさの被毛、長い脚が魅力です。
狩猟犬としての歴史を持ち、俊敏でパワフルな走りが自慢。
2024年登録頭数は258頭。
家庭では穏やかで物静かな面が目立ち、飼い主に甘えん坊な一面も。
広いスペースや運動量が必要ですが、落ち着いた性格を求める方には最適です。
13位:ワイマラナー
グレーの美しい被毛と引き締まったボディが印象的なワイマラナーは、2024年登録頭数227頭の人気犬種。
元は猟犬として活躍していたことから、敏捷性と高い知能を兼ね備えています。
社交的で人懐っこく、家族への愛情も深いタイプ。
エネルギッシュなため、しっかりとした運動や遊びが必要です。
都会でも飼えますが、アウトドアやスポーツが好きなアクティブな方にぴったりです。
14位:ダルメシアン
「101匹わんちゃん」で有名なダルメシアンは、白地に黒い斑点が最大のチャームポイント。
2024年登録頭数は189頭。
活発で陽気、警戒心が強い反面、家族には甘えん坊な一面もあります。
運動好きで俊敏なため、毎日の散歩やドッグランは欠かせません。
社交的な性格なので多頭飼いや子どもとの相性も良好ですが、しっかりしつけることで家庭犬としてのポテンシャルを発揮します。
15位:オールドイングリッシュシープドッグ
大きなぬいぐるみのような外見が魅力のオールドイングリッシュシープドッグは、2024年登録頭数196頭。
温和で子どもにも優しい性格が特徴で、家庭犬としても人気上昇中。
牧羊犬としての本能から、飼い主や家族を守る意識も強いです。
もこもこの長い被毛は定期的なお手入れが必須ですが、その分触り心地は抜群!
運動量は多めなので、広いスペースやアクティブな家庭におすすめです。
16位:ラフコリー
「名犬ラッシー」で有名なラフコリーは、美しい長毛と賢い性格で根強い人気。
温厚で子ども好き、学習能力も高いのでしつけもしやすい犬種です。
都会暮らしでも適応できますが、たっぷり運動できる環境を用意してあげましょう。
優雅な見た目と優しい心を持つ、家族みんなが笑顔になるパートナーです。
17位:ニューファンドランド
「ニューファン」の愛称で親しまれるニューファンドランドは、超大型犬でおおらかな性格が特徴。
巨体とふさふさの被毛、そして子どもにとても寛容な優しさが魅力です。
水難救助犬として活躍することも多く、水遊びが大好きな一面も。
広いスペースと十分な運動が必要なので、郊外や広めの家が向いています。
18位:セントバーナード
映画やマンガでおなじみのセントバーナードは、穏やかで家族思いな超大型犬です。
温和な性格で子どもにもとても優しく、頼もしい存在。
体が大きいぶん、広い家や庭が必要となりますが、のんびり過ごすのが好きな方にもぴったりです。
19位:アラスカンマラミュート
狼のような風貌と、雪原を駆けるような力強さを持つアラスカンマラミュートは、作業意欲が高い大型犬。
力強く頼もしい存在でありながら、陽気で明るい性格も魅力です。
しっかりと運動や遊びの時間をとってあげれば、最高のアウトドアパートナーに。
20位:グレートデーン
「犬の王様」とも称されるグレートデーンは、堂々たる体格と優雅な立ち姿で圧倒的な存在感を放つ超大型犬です。
紳士的で穏やかな性格ですが、体がとても大きいので広い家やしっかりした管理が必須です。
ゆったりとした時間を一緒に過ごしたい方や、迫力ある大型犬に憧れる方には理想のパートナーです。
【キーワード深掘り】なぜ「飼ってはいけない」と言われる?上級者向けの大型犬
大型犬に憧れを抱きつつも、「飼ってはいけない」「初心者には難しい」という声を聞いたことはありませんか?
この章では、なぜそうした印象を持たれるのか、上級者向けとされる理由とともに、飼育の難易度が高い犬種や注意点についても詳しく解説します。
夢を叶える前に、現実的な一面もしっかり知っておくことが後悔しない大型犬ライフの第一歩です。
理由1:圧倒的な運動量としつけの難易度(例:ロットワイラー、ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア)
一部の大型犬種は、群を抜くパワーと運動欲求を持っているため、毎日2時間以上の運動やアクティビティ、頭脳トレーニングが必須となります。
ロットワイラーやベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアなどは、護衛犬や作業犬として活躍してきた歴史を持ち、とても賢く、自分の意思を持つタイプ。
初心者や忙しい方が「可愛いから」「大きい犬が好き」という理由だけで飼い始めると、制御できなくなったり、ストレスや問題行動につながるケースもあります。
しつけ・社会化トレーニング・運動を毎日コツコツ楽しめる家庭が理想です。
理由2:超大型犬ならではの管理(よだれ、食事量、医療費)(例:グレートデーン、マスティフ)
グレートデーンやマスティフといった超大型犬は、圧倒的な体格ゆえに、食費や医療費も桁違いになります。
1回の食事量が多く、1ヵ月で中型犬の倍以上のフードが必要なことも。
また、口が大きいのでよだれが多く、家の中がベタベタになりやすいという現実も…。
医療費やグッズ(ベッド・首輪・リード・ケージなど)もLサイズ以上を用意しなければならず、経済的にも余裕が必要です。
加えて、寿命が10年前後とやや短い傾向があるため、健康管理やメンタルケアもしっかり考えてあげましょう。
理由3:専門的な手入れが必要(例:アフガンハウンド、コモンドール)
アフガンハウンドやコモンドールといった個性派大型犬は、特別な被毛や体質を持つため、日常的に高度なグルーミングが必要です。
アフガンハウンドのシルクのような長い被毛は毎日のブラッシング、コモンドールの縄状被毛は手入れや洗浄・乾燥にもコツがいります。
プロのトリマーさんに頼る機会も増えるので、サロン代やメンテナンスコストも頭に入れておきましょう。
また、珍しい犬種ほど気質や遺伝的な病気についてもよく調べ、信頼できるブリーダー・ショップ選びも大切です。
【キーワード深掘り】一度は会ってみたい!珍しい・かっこいい超大型犬5選
大型犬の世界には、普段の生活ではなかなか出会えない珍しい犬種や、思わず二度見したくなるほどの迫力を持つ超大型犬もたくさん存在します。
「いつかは一緒に暮らしてみたい!」「実際に会ってみたい!」という夢が膨らむ、個性派・ロマン派の超大型犬たちをご紹介。
写真で見るだけでも惚れぼれする犬種ばかりなので、ぜひ特徴や魅力を知って憧れの世界をのぞいてみてください。
アイリッシュウルフハウンド(全犬種中、最も体高が高い犬種)
「世界一大きい犬」ともいわれるアイリッシュウルフハウンドは、成犬オスで体高80cmを超えることもある、全犬種で最も背が高い犬種です。
アイルランド原産で、その名の通りオオカミ狩りに活躍した歴史を持っています。
体重は54~80kg超にも及びますが、見た目とは裏腹に性格は温厚で優しいのが最大の特徴。
飼い主に対してとても従順で、静かに寄り添う「ジェントルジャイアント」として人気です。
レオンベルガー(ライオンのような風貌と優しい性格)
レオンベルガーは、「まるでライオン!」と称されるほどの豊かなたてがみと堂々とした姿が魅力の超大型犬。
体重はオスで60~80kg前後、体高は70~80cm近くに達します。
一方で性格はとてもおおらかで、子どもや他のペットにも優しく接するファミリー向きの性質。
泳ぐのも得意で、アウトドア派や広い家におすすめです。
チベタンマスティフ(迫力満点の超高級犬)
神秘の山岳地帯チベット生まれのチベタンマスティフは、もふもふで堂々とした威厳を持つ超大型犬。
体重は45~70kg、体高は66cm以上。
世界的なセレブや中国富裕層の間で人気の「超高級犬」としても有名です。
自立心と警戒心が強く、家族には愛情深いですが、番犬としての本能も残しているため、しっかりとリーダーシップを取れる上級者向けです。
ボースロン(フランスの牧羊犬)
フランス原産のボースロンは、牧羊犬と護衛犬の両面を持つ万能型大型犬。
体高は60~70cm、体重は30~50kg前後で、ブラック&タンの精悍なカラーと運動能力の高さが特徴です。
知的で作業意欲が高く、家族に対してはとても忠実。
しっかりとしたトレーニングとリーダーシップがあれば、家庭犬としても素晴らしい相棒になります。
スコティッシュ・ディアハウンド(優雅な鹿狩りの猟犬)
イギリス・スコットランド生まれのスコティッシュ・ディアハウンドは、優雅で足が長い鹿猟犬。
体高は約71~81cm、体重は34~50kg前後。
長い脚としなやかなボディを活かし、かつては貴族の鹿狩りに同行した歴史を持っています。
おだやかで繊細な性格、優雅な動きはまさに「走る芸術品」といえるでしょう。

まとめ:大型犬の特性を理解し、最高のパートナーを見つけよう
大型犬には小型犬や中型犬とは異なるスケールの大きな魅力と、日々の暮らしやお世話において気をつけたいポイントがたくさんあります。
優しく頼もしい存在感、深い愛情、抜群の賢さ、そして一緒に過ごす安心感は、大型犬ならではの特権です。
その一方で、運動やしつけ、経済的な負担、スペース確保、健康管理など、事前にしっかりと準備し向き合う覚悟も大切です。
ランキング上位の人気犬種も、珍しい超大型犬も、個性豊かな魅力を持つ犬たちばかり。
「どの犬種が自分や家族に合うのか?」をじっくり考え、信頼できるブリーダーやショップ、経験者からのアドバイスを活かして、素敵なパートナー探しを楽しんでください。
大型犬との暮らしは、きっとあなたの人生にかけがえのない幸せと学びをもたらしてくれるでしょう。
憧れを現実に変えるその一歩を、ぜひ自分らしいスタイルで踏み出してみてください。

