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【マルチーズの人気カット集】定番テディベアから個性的スタイルまで20選!失敗しないオーダー方法、頻度、料金も徹底解説

マルチーズは、真っ白な絹のような被毛と愛らしい表情で大人気の小型犬です。
その可愛さをさらに引き出すカットスタイルも多彩で、トリミング次第でまるで別の犬のように印象が変わります。
この記事では、定番のテディベアカットから個性が光るユニークなスタイルまで徹底解説!
オーダーのコツや頻度・料金、さらに自宅ケアの方法まで丸ごとご紹介します。
マルチーズの魅力をもっと楽しみたい方は必見です!

Q1. 性別を教えてください



目次

マルチーズにトリミング(カット)が必須な理由

マルチーズは美しい被毛が魅力の犬種ですが、実はカットやお手入れを怠ると見た目だけでなく健康にも影響が出てしまいます。
なぜトリミングが欠かせないのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

マルチーズの被毛の特徴(シングルコート)

マルチーズは、頭から足の先まで純白のシングルコートで覆われています。
このシングルコートは、ふわっと柔らかく絹糸のような質感が特徴で、ダブルコートの犬種に比べて抜け毛が非常に少ないのが魅力です。
ただし、その分毛が伸び続ける性質があり、定期的なカットと毎日のブラッシングが必要不可欠です。
また、白い毛なので涙やけや汚れが目立ちやすく、目の周りやマズル周辺は特にこまめなケアが求められます。
毛量や毛質には個体差があるため、飼い主さんのこだわりや愛犬の個性に合わせてカットスタイルを工夫できる楽しさもあります。
柔らかい被毛は静電気も起きやすく、毛玉ができやすいので、放置してしまうとあっという間に絡まってしまうことも。
そのため、日々のスキンシップを兼ねたお手入れと、月に一度程度のトリミングサロンでのケアが推奨されているのです。

カットをしないとどうなる?(毛玉、皮膚トラブル)

カットやブラッシングを怠ると、マルチーズの美しい被毛はたちまち毛玉だらけになってしまいます。
毛玉が増えると、被毛の間に湿気がこもりやすくなり、皮膚が蒸れて皮膚病やかゆみ、赤みの原因になりやすいのが悩みどころ。
さらに、長く伸びすぎた毛は、歩くときに足に絡んだり、排泄物がつきやすくなったりと不衛生な状態にもなってしまいます。
特に目の周りは涙やけや目ヤニで毛が固まりやすく、放置しておくと皮膚炎や細菌感染のリスクも高まります。
また、もつれや毛玉は、トリミング時の犬への負担を増やすばかりか、毛を無理やりカットしなくてはならないため、せっかくの理想のカットスタイルが叶わないことも。
日常のケアと定期的なカットを組み合わせることで、見た目の美しさだけでなく、健康と快適さを保つことができるのです。

【人気順】マルチーズの定番カットスタイル5選

マルチーズのカットは定番スタイルでも多種多様!
どれも可愛らしさとお手入れのしやすさを両立できるのが魅力です。
ここからは人気の高いカットスタイルをランキング形式でたっぷりご紹介します。
写真を参考にトリマーさんと相談しながら、愛犬にぴったりのカットを見つけてみてくださいね。

①テディベアカット|不動の人気No.1!丸いお顔がキュート

テディベアカットは、マルチーズの中でも最も人気の高いスタイルです。
名前の通り、まるでぬいぐるみのようなふんわりとした丸いフォルムにカットされ、愛らしさがぐんと引き立ちます。
特に顔まわりをふわふわに仕上げることで、くりくりの瞳がさらに強調され、幼くキュートな印象に。
お耳の長さは飼い主さんの好みで短く丸くすることも、少し長めにしてよりゴージャスに見せることも可能です。
テディベアカットは、見た目だけでなくお手入れもしやすく、ご飯後に口元が汚れやすい場合でも短く整えやすいのがメリット。
仕上がりはトリマーさんの技術やその子の毛量・毛質によっても変わるので、イメージ写真を用意して理想を伝えるのが失敗しないポイントです。
まさに定番の王道スタイルなので、初めてのカットにもおすすめです。

②パピーカット(子犬風カット)|あどけない表情を引き出す

パピーカットはその名の通り、成犬のマルチーズでも子犬のようなあどけなさを演出できるスタイルです。
全体的に毛を短くそろえつつ、顔や耳の毛はふんわり丸く残して、まるでぬいぐるみのような愛くるしさを引き出します。
幼さを強調したい飼い主さんにはぴったりのスタイルで、耳やお顔まわりのカットの仕方によっても大きく印象が変わります。
目の周りや口周りは短く整えることで、パピー特有の表情が際立ちます。
パピーカットはシンプルで扱いやすく、ブラッシングの手間も少なめ。
ただし、毛を長めに残した場合は毛玉ができやすいので、こまめなブラッシングが必要です。
「子犬の頃の可愛さをずっと残したい!」という方におすすめです。

③サマーカット|夏対策&お手入れ楽々!バリカンも活用

暑い季節に特に人気が高まるのがサマーカット。
体全体の毛を短くすっきり整えることで、熱がこもりにくく、毎日のお手入れがとても楽になります。
一般的にはバリカンで5~10mm程度残して刈り込むのが主流で、見た目も爽やかで涼しげ。
シャンプー後のドライも簡単になり、毛玉やもつれもできにくくなるメリットがあります。
ただし、短くしすぎるとデリケートな皮膚が紫外線にさらされて日焼けや皮膚トラブルのリスクが高まるので注意が必要です。
また、極端に短くカットした場合、毛質が変わったり艶がなくなったりすることも。
夏場以外でも、皮膚疾患がある子や毛玉ができやすい子には、サマーカットが効果的です。
トリマーさんと相談して、愛犬に最適な長さを決めましょう。

④シュナウザー風カット|キリっとした印象にイメチェン

「他の子とちょっと違う雰囲気にしてみたい!」という方に人気なのがシュナウザー風カット。
このスタイルは、顔まわりを直線的にカットし、シュナウザーのようなキリっとした表情に仕上げます。
耳や口元の毛をすっきりと整えつつ、マルチーズの可愛い瞳が引き立つデザインがポイント。
男の子に限らず、女の子でもクールな雰囲気を出したい時にはぴったりです。
さらに、耳の毛を長めに残したり、短くしたりとアレンジの幅も広く、自分好みの個性を出しやすいのが特徴。
毛量が多い子ほどフォルムが美しく決まりやすいので、サロンで一度相談してみるといいでしょう。
いつもの丸い顔とは一味違うイメチェンに挑戦したい時におすすめです。

⑤丸顔・ふんわりカット|マルチーズらしさを追求

丸顔・ふんわりカットは、マルチーズらしい優しい雰囲気や柔らかさを最大限に引き出せるスタイルです。
顔まわりを丸く整え、ボディや手足もふんわりと仕上げることで、マルチーズならではのぬいぐるみのような存在感がアップします。
このカットは、耳やマズル、目元のバランス次第で表情の印象ががらりと変わるので、「どんな顔にしたいか」「どのくらいふんわりさせたいか」など、細かいイメージをトリマーさんに伝えるのがポイント。
普段のブラッシングでフォルムが崩れやすいので、お手入れも日常的に欠かせませんが、その分、いつも新鮮な可愛さを保てます。
飼い主さんと愛犬の好みを反映しやすく、ナチュラルに仕上げたい方にも大人気です。

【おしゃれ上級者向け】こだわりアレンジカット10選

マルチーズのトリミングは、定番スタイルにとどまらず、個性や季節、性格に合わせてアレンジを楽しめるのが魅力です。
ここでは、トリマーさんの技術が光るこだわり派のカットスタイルを10種類ご紹介します。
SNS映え間違いなしのスタイルも多く、写真撮影やお出かけがますます楽しくなりますよ。

①トップノット|女の子に人気!リボンで可愛くアレンジ

トップノットは、マルチーズの頭頂部の毛を長く伸ばし、リボンやゴムで結んでまとめる華やかなスタイルです。
被毛の美しさを活かしながら、リボンの色や結び方で個性を演出できるため、特に女の子に人気があります。
顔まわりの毛が目に入らないので衛生的で、食事中に毛が口に入るのを防げるのも大きなメリット。
このスタイルをきれいに保つためには、毎日のブラッシングと毛玉ケアが欠かせません。
トップノットはリボンやゴムの選び方ひとつで印象ががらりと変わり、シンプルにもガーリーにもアレンジ可能です。
愛犬と一緒に季節のカラーコーデを楽しむのもおすすめですよ。

②アフロカット|きのこ風・まん丸フォルムが個性的

アフロカットは、頭部をふんわりと丸くカットし、まるで“きのこ”や“アフロヘア”のように仕上げるユニークなスタイルです。
顔の輪郭と耳の毛の境目をなくすように丸く整えるのが特徴で、正面からも横からも立体的で存在感のあるシルエットになります。
マルチーズの毛質はストレートなので、アフロに仕上げるにはある程度の毛量が必要ですが、毛の流れを上手く活かせば十分にチャレンジ可能です。
ただし、毛玉ができやすく、維持にはこまめなブラッシングと月1回程度のトリミングが必要です。
明るく陽気な性格の子にぴったりで、写真映えも抜群!
他の子とは違う、ポップで遊び心のあるカットを探している方におすすめです。

③アシメ(アシンメトリー)カット|左右非対称でおしゃれ度UP

左右で長さや形を変えるアシメカットは、個性的でファッション性の高いトリミングスタイルです。
顔の片側を長めに残して流すように整えたり、片耳だけ毛を残すなど、デザインの自由度が高く、自分だけのオリジナルスタイルを作り出せます。
アシメカットは、カットラインのバランスが難しいため、トリマーのセンスと技術が試される上級者向けのスタイル。
特に、毛の流れを活かしてナチュラルに左右の差をつけることで、マルチーズの柔らかい被毛がより美しく映えます。
個性を大切にしたい飼い主さんや、SNSで目立ちたい方におすすめの大胆なデザインです。

④おパンツカット|SNSで話題!プリッとしたお尻が魅力

おパンツカットは、マルチーズのお尻の毛をまあるくふわっと残してカットするスタイルで、まるでパンツを履いているように見える可愛らしいデザインです。
後ろ姿がとにかくチャーミングで、SNSでも大人気。
お尻の毛にボリュームを出し、太もも部分からスッキリ短く整えることで、ぷりっとした丸みが強調されます。
大きなおパンツを目指す場合は、半年〜1年かけて毛を伸ばす必要があるため、トリマーさんと相談して少しずつ育てていきましょう。
排泄後の汚れ防止のためにも、こまめなブラッシングとケアが重要です。
見た目のかわいさはもちろん、足が短く見えることで子犬らしい印象も楽しめます。

⑤ブーツカット|足元ふんわりで上品な印象に

足の付け根から裾に向かって広がるようにボリュームを持たせたスタイルがブーツカット。
「パンタロンスタイル」や「ベルボトムスタイル」とも呼ばれることもあります。
足先に向かって徐々に広がるラインが上品で、歩くたびにふわふわと揺れる毛がとてもエレガント。
足の途中まで短く刈り上げて丸みを持たせると、マイアミカットのような印象にもなります。
どの位置からブーツラインを始めるか、どのくらいのボリュームを出すかによって印象が変わるため、理想の仕上がりを写真で伝えるのがおすすめです。
見た目の美しさに加え、汚れが付きにくくお手入れしやすいのも魅力のひとつです。

⑥ミッキーマウス風カット|お耳を丸く強調

耳の毛を大きく丸く整えることで、まるでミッキーマウスのように見えるポップでキュートなカットです。
特に顔の輪郭を小さめに整えると、お耳の丸みがより引き立ち、可愛らしさが倍増します。
マルチーズの真っ白な被毛に黒やピンクのリボンをつければ、まるでアニメのキャラクターのような印象に。
お散歩中でも注目を集める人気のフォトジェニックスタイルです。
お耳を丸く維持するには、定期的なメンテナンスが必要なので、月1回程度のサロンケアがおすすめ。
イベントや撮影にもぴったりな可愛いアレンジカットです。

⑦ひつじカット|モコモコ感がたまらない

名前の通り、まるで羊のようにもこもこと仕上げるカットスタイル。
全身をふんわりとボリュームを残しながら、手足を短めに整えることで、全体のバランスをとります。
毛量の多いマルチーズにぴったりで、まるく仕上がるフォルムは見ているだけで癒されます。
足元はすっきりしているため汚れにくく、お手入れも比較的簡単。
ただし、体全体をふんわりキープするには、定期的なブラッシングとトリミングが欠かせません。
冬に人気のスタイルで、ぬいぐるみのようなもこもこ感が魅力的です。

⑧たまごカット|お顔周りをすっきり卵型に

たまごカットは、お顔全体を卵のように滑らかなラインで仕上げるスタイル。
おパンツカットやフルボディスタイルに合わせてもバランスが取りやすく、丸すぎず柔らかい印象を演出します。
特に顔の毛量が多い子におすすめで、顔まわりを整えることで目元がすっきりして清潔感が出ます。
トリミングラインをジグザグやスカラップにアレンジすることで、より個性的に仕上げることも可能です。
見た目が整うだけでなく、目に毛が入りにくくなるという実用的なメリットもあります。

⑨背中ハートカット(デザインカット)|イベントにもおすすめ

背中や腰、脇腹などにハート型を残してカットするデザインスタイルです。
カラーリングを取り入れてピンクや赤に染めれば、まるでアクセサリーのように見えることも。
誕生日や撮影会、クリスマスなど特別な日におすすめのスタイルで、周囲の目を引くこと間違いなしです。
ハートの他にも星型や花型など、トリマーさんのアイデア次第で多彩なアレンジが楽しめます。
アート的な要素が強いため、トリマーの技術力が高いサロンでお願いするのが安心です。

⑩フルコート|マルチーズ本来の美しさ!上級者向けスタイル

フルコートは、マルチーズの被毛を一切カットせず、全身を長く伸ばした伝統的なスタイルです。
純白の毛が床に流れるように伸びる姿は圧巻で、まさに気品と優雅さの象徴。
ドッグショーなどでも見られるスタイルですが、その美しさを維持するためには毎日のブラッシングと徹底したお手入れが不可欠です。
毛玉ができやすく、静電気や摩擦によるダメージも受けやすいので、保湿剤やトリートメントを活用してケアしましょう。
時間と愛情をかける分、完成したときの達成感も格別です。
マルチーズの本来の魅力を極めたい方におすすめの、まさに“究極のカットスタイル”です。

【個性を出すなら】ユニークなカットスタイル5選

「うちの子だけの特別なスタイルにしたい!」そんな願いを叶えてくれるのが、ひと味違う個性派カットたち。
ちょっと遊び心のあるデザインや、驚きのシルエットも思いのまま。
愛犬のチャームポイントを存分に活かしたい方は、ぜひ挑戦してみてください。
周囲の注目を集めること間違いなしです!

①ライオンカット|たてがみがワイルド!男の子にも

ライオンカットは、その名の通り首周りの毛をたてがみのように残し、体全体は短くカットする大胆なスタイル。
しっぽの先にだけフサフサの毛を残すことで、本物のライオンそっくりのシルエットが完成します。
男の子に特に人気ですが、ワイルドな中にもマルチーズの可愛さがしっかり残るのが魅力。
胸や首まわりの毛がふんわりと華やかなので、顔まわりが小さく見えて全体のバランスも抜群です。
たてがみ部分をきれいにキープするためには、丁寧なブラッシングと毛玉ケアが欠かせません。
まるで童話の主人公のようなインパクトあるスタイルは、お出かけ先でも注目を集めそう。

②エレガントカット|洋犬らしい優雅なシルエット

エレガントカットは、上品な洋犬らしさを引き出せる人気のデザイン。
体や足を短めにすっきり整えつつ、お耳や足先の毛を長めに残して流れるようなシルエットを作ります。
歩いた時にふんわりと揺れる長い被毛が気品を感じさせ、女の子のマルチーズに特におすすめです。
もちろん男の子でも美しい毛並みを活かしたい場合にはぴったり。
このスタイルは、長い部分に毛玉やもつれができやすいので、毎日のブラッシングが必須です。
日々のお手入れとちょっとしたアレンジで、パーティーや特別な日の装いにもぴったりな華やかさを演出できます。

③チキン足カット|足先をすっきりお手入れしやすく

チキン足カットは、足先の毛を短く刈り上げて“骨付きチキン”のような形に仕上げる実用的なカット。
散歩や外遊びが大好きな子には特におすすめで、帰宅後に足裏をサッと洗うだけで清潔を保ちやすくなります。
また、手足に薬を塗る必要がある子や、爪のお手入れを自宅でしたい飼い主さんにも人気です。
短くする範囲や高さはオーダーによって自由自在。
毛玉や汚れの心配がグッと減り、日々のケアがずっとラクになります。
すっきり見えるのに可愛さも損なわない万能スタイルです。

④モヒカンカット|クールでロックなスタイル

モヒカンカットは、頭頂部の毛だけを立ち上げて残し、サイドを短くカットしたロックな印象のデザイン。
まるでミュージシャンやパンクロックのアイコンのような個性派スタイルは、街中でもひときわ目立つこと間違いなし。
被毛がしっかり立ち上がる子なら、カラーリングやスタイリング剤でさらなるアレンジも楽しめます。
普段はやさしい顔のマルチーズが、ワイルドでかっこいい雰囲気に大変身。
ユニークな写真を残したいときや、イベント時のイメチェンにもおすすめです。
ただし毛の長さや立ち上げ方はトリマーさんとしっかり相談しましょう。

⑤背中フラワーカット|背中に可愛いお花をデザイン

背中フラワーカットは、ふわふわの被毛を活かして背中や脇腹などにお花の形をデザインするアートなカット。
カラーリングで花びらや葉っぱを表現したり、誕生日や記念日に特別なアクセントを加えたりと、アレンジ次第で世界に一つだけのデザインが完成します。
毛の流れや量によってさまざまなバリエーションが楽しめるのも魅力です。
技術力の高いトリマーさんにお願いすると、より立体感のあるお花やアレンジも可能。
普段のスタイルに飽きたときや、イベントの記念にぜひ挑戦してみてください。

マルチーズのカットで失敗しない!理想のオーダー方法

トリミングサロンで「こんな感じで」と伝えたのに、想像と違う仕上がりになってがっかりした経験はありませんか?
愛犬のカットで後悔しないためには、オーダーの仕方にちょっとしたコツが必要です。
ここでは、理想通りの仕上がりを叶えるための具体的な方法と、よくある人気スタイル「テディベアカット」を頼む時の伝え方を徹底解説します。
初めてのサロン利用でも安心して希望を伝えられるポイントを知っておきましょう。

「こんなはずじゃ…」を防ぐ3つのコツ

トリミングの満足度はオーダー次第で大きく変わります。
「短め」「いつも通り」などの抽象的な言葉だけでは、飼い主さんのイメージとトリマーさんの解釈が異なり、思わぬ失敗につながることも。
そこで大切なのが、事前のイメージ共有と具体的な指示です。
ここでは、満足度を上げるための3つのコツをご紹介します。

①「おまかせ」はNG!理想のカット写真を見せる

オーダー時に一番おすすめなのは、希望するカットスタイルの写真を複数枚用意して見せること。
SNSやネット、サロンの事例集などから「これが理想!」という画像を用意して、トリマーさんと一緒に確認しましょう。
同じ「短め」でも1cmカットと5cmカットでは仕上がりが全く異なるため、写真や画像が最強のコミュニケーションツールになります。
逆に「こうはしたくない」「ここは残してほしい」などのNGポイントも写真で伝えると、よりズレのないオーダーができます。

②愛犬の毛質や毛量をトリマーさんに相談する

マルチーズは同じ犬種でも毛量や毛質に個体差があります。
参考写真の子と全く同じ仕上がりにはならない場合も多いため、「うちの子は毛が多め」「直毛」「癖毛が強い」など、特徴を事前に伝えておきましょう。
また、日々のブラッシングやお手入れのしやすさを重視したい場合や、毛玉ができやすい部分を短めにしたいなど、悩みも相談しておくと、飼い主さんのライフスタイルに寄り添ったスタイルを提案してもらえます。

③ライフスタイル(お手入れ頻度、散歩の場所)を伝える

どんなに可愛いカットでも、家でのケアが大変だと維持できません。
例えば、頻繁にドッグランや公園に行く子なら足回りを短めに、おうち中心ならボリューム重視のカットもおすすめです。
「忙しくて毎日のブラッシングが難しい」「とにかくお手入れを楽にしたい」「イベント用に華やかに」など、生活スタイルや希望も具体的に伝えましょう。
トリマーさんが実現可能なアドバイスや、犬にとって負担の少ない提案もしてくれます。

「テディベアカット」を頼む時の具体的な伝え方

人気ナンバーワンのテディベアカットも、細かいオーダーの違いで印象が大きく変わります。
「丸く可愛く」と伝えるだけでは、耳の長さやマズルの丸みなど細部の違いが出やすいため、希望がある場合はポイントごとに細かく伝えるのがおすすめです。

お耳の長さはどうする?(短め、長め、耳フチ)

お耳の毛は、短く丸く仕上げるとより幼い雰囲気になり、長めに残すと優雅で華やかな印象になります。
「耳フチまで短く」「リボンが結べるくらい」「あごのラインでカット」など、具体的な長さや形をリクエストすると理想通りのスタイルになりやすいです。
どのくらいの長さを残したいか写真や画像で伝えるとさらに失敗が少なくなります。

マズルの丸みはどれくらい?

テディベアカットでは、マズル(口元)の仕上げ方でも表情が大きく変わります。
「まん丸に大きく」「小さめに控えめに」など、お顔の大きさや丸みのイメージも具体的に伝えておくと、完成後の「イメージと違った!」が減らせます。
また、食事後に口周りが汚れやすい子は短めに、ふんわり可愛く見せたい場合はボリュームを残して仕上げてもらうなど、普段の生活も考慮したオーダーを心がけましょう。

マルチーズのカット料金相場とトリミング頻度

愛犬の美しさと清潔を保つために欠かせないトリミング。
でも「どのくらいの頻度で通えばいいの?」「料金はどのくらい?」と気になる方も多いはず。
ここでは、マルチーズのトリミング頻度や料金の目安、追加オプションの内容まで詳しく解説します。
事前に知っておくことでサロン選びやお手入れ計画も立てやすくなりますよ。

トリミングの頻度は「月1回」が目安

マルチーズは毛が伸び続ける犬種のため、定期的なカットが必要不可欠です。
一般的な目安は月に1回程度
被毛が伸びすぎると毛玉やもつれができやすく、皮膚トラブルや見た目の乱れの原因に。
特に、冬場は静電気が起きやすく、服を着せている場合は摩擦で毛玉ができやすいため、月1回以上のトリミングが推奨されています。
スタイルによっては2〜3週間に一度のケアが必要なことも。
一方で、サマーカットやショートスタイルの場合は、もう少し頻度を伸ばしてもOK。
愛犬の被毛の状態やライフスタイル、理想の仕上がりに合わせて、サロンのトリマーさんと相談しながら最適なペースを決めましょう。

カット(シャンプー・カットコース)の料金相場は?

マルチーズのトリミング料金は、サロンや地域、カット内容によって幅がありますが、シャンプー&カット込みで5,000〜10,000円程度が一般的な相場です。
多くのサロンでは6,000円前後が主流ですが、都心の人気店や高級サロンでは1万円を超えるケースも。
この料金には、シャンプー、リンス、爪切り、耳掃除、足裏・足回りカット、肛門腺絞りなどが含まれることがほとんど。
被毛の状態や毛玉の多さ、犬が動きやすい場合などは追加料金が発生することもあるので、初めてのサロンでは事前に内訳をしっかり確認しておくと安心です。
部分カットや顔カット、デザインカットは追加料金がかかることもあるので、見積もり時にしっかり質問しましょう。

オプション料金(爪切り、耳掃除、肛門腺絞り)も確認

基本コースに含まれることの多い爪切り・耳掃除・肛門腺絞りですが、サロンによってはオプション扱いの場合もあります。
一部サロンでは、これらを単品オーダーした場合に500〜1,000円程度で追加できることが一般的です。
また、歯磨きや肉球ケア、デザインカット、リボンやアクセサリーなどのアレンジもオプションで楽しめる場合も。
カット以外にも追加サービスの内容や料金を確認して、無駄なく満足度の高いケアを受けられるようにしましょう。
なお、毛玉やもつれがひどい場合や、犬が極端に嫌がって施術に時間がかかる場合は追加料金が発生することもあるので、日頃からのお手入れでトラブルを予防することが大切です。

マルチーズのトリミングサロン選びで重要なポイント

愛犬を安心して預けられるトリミングサロン選びはとても大切です。
仕上がりの満足度だけでなく、ワンちゃんがストレスなく過ごせる環境や、料金の明確さ、安全面までしっかりチェックして選びたいですね。
ここではマルチーズに特におすすめしたいサロン選びのポイントと、口コミで人気のサロン例もご紹介します。

①トリマーさんの技術力と実績(マルチーズのカット経験)

カットスタイルの幅が広いマルチーズは、トリマーさんのセンスと経験が仕上がりを大きく左右します。
犬種ごとの毛質や癖、顔立ちに合わせた細かな調整ができる技術力が重要です。
特に、希望するカットが定番ではなくアレンジやデザインカットの場合、過去のカット事例を見せてもらったり、SNSやウェブサイトのギャラリーを確認するのがおすすめ。
「マルチーズのカットが得意」と公言しているサロンや、コンテストで入賞歴のあるトリマーが在籍しているお店はより安心です。
初回カウンセリングで愛犬の毛質や要望をしっかり聞いてくれるかどうかも大事なポイントです。

②サロンの衛生管理と安全性

清潔で安心できるサロン環境も見逃せません。
お店がきちんと掃除されているか、消毒や換気などの衛生管理が行き届いているかを確認しましょう。
また、犬同士がトラブルにならないように配慮されたケージ管理や、安全なトリミング台の使用なども要チェック。
設備やトリミング中の様子を見学できるサロンなら、より透明性が高く安心です。
事前に電話やホームページで衛生面について問い合わせるのも良い方法です。

③愛犬との相性(犬への配慮)

トリミングは犬にとって少なからず緊張やストレスがかかる時間です。
優しく声をかけたり、犬のペースに合わせて休憩を入れてくれるトリマーさんなら、初めての子や怖がりの子でも安心して預けられます。
予約時のカウンセリングで、愛犬の性格や健康状態について細かく聞いてくれるかも要チェック。
施術中の様子をLINEや写真で報告してくれるサロンも増えているので、安心感を重視する方はそうしたサービスを選ぶのもおすすめです。

④料金体系の明確さ

料金設定が明確で追加料金やオプション内容が事前に説明されるサロンは、トラブルも少なく安心です。
「シャンプーとカットでいくら」「毛玉やもつれ、暴れる場合の追加料金はいくら」といった細かな説明があるかどうか、最初に確認しておきましょう。
キャンセルポリシーや、部分カット・オプションサービスの有無もチェックポイントです。
見積もりが明確であれば、後から予想外の請求に悩まされることもありません。

【参考】口コミで評価の高いトリミングサロン例

Dog salon ROSE(骨格例参考)

骨格や顔立ちに合わせた丁寧なカットで定評のある人気サロン。
カウンセリング重視で初めてでも安心。
インスタなどで実例写真をチェックできるのが魅力です。

Dog salon anbe(東京)

都内で人気のトリミングサロン。
マルチーズのカット経験豊富なスタッフが在籍し、希望スタイルの再現性が高いと口コミでも話題です。
ペットホテルや部分ケアメニューも充実しています。

PET SALON AIN(大阪)

関西エリアで評判のペットサロン。
デザインカットやカラーリング、細かなオーダーにも柔軟に対応してくれるのが特長です。
清潔な店内と明るいスタッフで、リピーターが多いのも納得。

次のトリミングまでに!自宅でできるマルチーズのお手入れ

サロンできれいにしてもらった後も、自宅でのケアを怠ると毛玉やもつれ、皮膚トラブルの原因に。
日常のちょっとしたお手入れで、マルチーズの美しい被毛と健康をキープできます。
ここでは、毎日できるブラッシングのコツや、部分的なケア、爪切りや耳掃除など基本的なケア方法まで詳しくご紹介します。

毎日のブラッシング(毛玉防止)

マルチーズの柔らかいシングルコートは、絡まりやすく毛玉になりやすい特徴があります。
ブラッシングは抜け毛や毛玉の予防だけでなく、血行促進や皮膚トラブルの早期発見、愛犬とのスキンシップにもつながります。
1日1回、少なくとも2~3日に1回は全身をやさしく梳かしてあげましょう。
特に脇の下、内股、耳の裏、足先、胸など毛玉ができやすい場所は念入りに。
力任せに梳かすと皮膚を傷めてしまうので、根元から毛先へ向かってやさしくほぐします。
もつれがひどい場合は指でほぐしてからブラシを使いましょう。

①スリッカーブラシで優しくほぐす

まずはスリッカーブラシで毛玉やもつれをやさしくほぐします。
細かいピンがL字型に並んでいるため、絡まった毛を効率よく解消できるのが特徴。
無理に引っ張らず、軽くタッチするイメージで使いましょう。
特に脇や内股など毛玉ができやすい場所を重点的にケアします。
毛玉が大きい場合は指でやさしく崩してからスリッカーをあてると、より痛みを軽減できます。

②コームで毛玉の残りがないかチェック

スリッカーで全体を梳かした後は、金属製のコーム(くし)で仕上げをします。
特に顔まわりや足先など細かい部分はコームで念入りにチェック。
コームがスッと通れば毛玉がない証拠です。
毛玉が引っかかったら、その部分をもう一度スリッカーでほぐしましょう。
この工程を繰り返すことで、サロンに行くまでの被毛トラブルを大幅に減らせます。

部分的なケア(目元・口元・足裏)

マルチーズは白い被毛のため、涙やけや食べこぼしによる汚れが特に目立ちます。
目の周りは毎日清潔なコットンや専用シートで優しく拭き、汚れをこまめに落としましょう。
口元や顎の下も食事後に軽く拭くことで、毛の変色や固まりを予防できます。
足裏や足先は、散歩後や汚れが気になる時に短くカットしたり拭き取ったりして清潔を保ちます。
足裏の毛が伸びると滑りやすくなり、転倒やケガの原因にもなるので、定期的にチェックしてあげましょう。

爪切り・耳掃除・歯磨きの頻度

トリミングサロンに任せるだけでなく、自宅でのケアも健康管理にとても大切です。
爪切りは2~4週間に一度、耳掃除は週1回を目安に優しく行いましょう。
特に垂れ耳のマルチーズは耳の中が蒸れやすく、汚れやすいので専用クリーナーとコットンでこまめに拭き取るのがおすすめです。
歯磨きはできれば毎日、難しい場合でも2~3日に1回は行い、歯周病や口臭を予防しましょう。
最初は嫌がる子も多いですが、ご褒美を使いながら少しずつ慣らしていくのがコツです。
どうしても自宅で難しい場合は、動物病院やサロンでケアしてもらいましょう。

マルチーズのカットに関するQ&A

初めてマルチーズを飼う方や、カットをどう頼めばいいか悩んでいる方に向けて、よくある疑問や不安をQ&A形式でまとめました。
これからトリミングデビューする子や、久しぶりにスタイルチェンジしたい場合の参考にもどうぞ。

Q1. マルチーズのカットは自分でやってもいい?

マルチーズのカットは基本的にプロのトリマーに任せるのが安心です。
被毛が柔らかくて繊細なので、慣れていないとハサミやバリカンで皮膚を傷つけてしまう危険も。
ただし、目の周りや足裏、お尻まわりなど衛生に関わる部分のお手入れは、飼い主さんでも十分ケアできます。
カットに挑戦したい場合は、リスクの低い部分から始め、慣れないうちは無理せずトリミングサロンで相談してみましょう。

Q2. バリカンは何ミリで頼むのがおすすめ?

サマーカットなど全身を短く仕上げる場合、バリカンの長さは5〜10mm程度が一般的です。
毛質や季節、希望するスタイルによって調整するのがベスト。
極端に短くしすぎると、皮膚が紫外線にさらされて日焼けやトラブルの原因にもなるため、最低でも2〜3cmは残すのが理想です。
足裏の毛は0.5〜1mmなど超短めに仕上げることも。
仕上がりのイメージに合わせてトリマーさんと相談して決めましょう。

Q3. 子犬(パピー)のカットはいつから始める?

マルチーズの子犬の場合、生後3ヶ月以降でワクチン接種が全て終わってから2週間〜1ヶ月後が目安です。
最初から全身カットをせず、部分カットやブラッシングで少しずつ体に慣れさせることが大切です。
トリミングの音や触れられる感覚を怖がらないよう、子犬の頃から家でのブラッシングや足・顔まわりを触る練習をしておきましょう。
トリマーさんとも相談しながら、無理なくデビューを目指してください。

Q4. シニア犬(老犬)におすすめのカットは?

シニア犬には短めのサマーカットや全身ショートスタイルがおすすめです。
被毛が短いと日々のお手入れが楽になり、トリミングの時間も短縮できて負担が少なくなります。
体調を最優先し、無理のない範囲でできるだけシンプルなスタイルを選びましょう。
持病や体力の心配がある場合は、動物病院併設のサロンを利用するのも安心です。

Q5. 毛玉がひどい場合、追加料金はかかる?

毛玉が多い場合や、強く絡まってしまった被毛は追加料金がかかることが一般的です。
毛玉取りの作業は手間も時間もかかるため、事前にサロンで追加料金の有無や金額を確認しておきましょう。
できるだけ日頃のブラッシングで予防しておくと、トリミング時の負担や追加料金も減らせます。

まとめ|マルチーズのカットで愛犬との生活をもっと楽しく!

マルチーズは、カット次第でさまざまな表情を見せてくれる魅力あふれる犬種です。
テディベアやパピーカットのような定番スタイルから、個性的なアレンジやデザインカットまで、トリミングのバリエーションは無限大。
飼い主さんのアイデアやトリマーさんの提案次第で、もっと愛犬らしい可愛さや美しさを引き出せます。

定期的なカットは、見た目の可愛さだけでなく、毛玉や皮膚トラブルの予防、健康維持、スキンシップにもつながります。
写真や具体的なイメージをもとにサロンでしっかり希望を伝えれば、「こんなはずじゃなかった!」を防げて、満足度の高い仕上がりに近づきます。
トリミング料金や頻度、自宅でのブラッシングや部分ケアなど、日々のお手入れも大切にしながら、マルチーズとの暮らしをますます楽しいものにしていきましょう。

これからカットデビューする子も、今までのスタイルにちょっと変化をつけたい子も、ぜひ今回紹介したスタイルやコツを参考に、お気に入りの“うちの子カット”を見つけてください!
愛犬との毎日が、もっとハッピーになりますように。

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