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トイプードルの「羊カット」と「アルパカカット」の違いは?失敗しないオーダー方法と似合う犬の特徴

トイプードルが “羊さん” や “アルパカさん” に早変わり!?
SNSでも特に人気が高い「羊カット」「アルパカカット」は、見るだけで笑顔になる愛らしさと、ぬいぐるみのような存在感が大きな魅力です。
しかし実際にサロンへオーダーすると、「思ってたのと違う!」という声が多いのも事実。
この記事では、羊カットとアルパカカットの違い、ラムカットとの区別、サロンで失敗しないためのオーダー方法、似合う犬の特徴、お手入れのコツをすべて徹底解説します。
あなたの愛犬をさらに可愛く、そして“うちの子史上最高のスタイル”に仕上げるための完全ガイドです。

目次

愛犬がぬいぐるみ級の可愛さに!個性派カットが今人気

最近のトイプードル界では、定番のテディベアカットに加えて、羊カットアルパカカットといった“動物モチーフ”のデザインが注目を集めています。
SNSで「可愛すぎる!」「まるでぬいぐるみ」と話題になり、一般の飼い主さんも挑戦するケースが増加中。
特に巻き毛でボリュームのあるプードルだからこそ実現できる立体感や、ふんわり丸いシルエットは、他の犬種にはまねできない特別な魅力です。
さらに、この2つのカットは見た目の違いがはっきりしており、同じトイプードルでもまるで“別犬級”に変身できることから、トリマーさんの創作意欲を刺激するスタイルとしても人気を呼んでいます。
「うちの子の新しい魅力を引き出したい」「SNSで映えるカットに挑戦したい」そんな飼い主さんの間で、ぬいぐるみ系カットはトレンドの最先端にあると言えるでしょう。

【徹底比較】「アルパカカット」と「羊カット」の違いとは?

「羊カット」と「アルパカカット」は名前が似ていますが、実はシルエットや細部のこだわりが全く異なります。
この2つの人気スタイルの違いをしっかり知ることで、理想のイメージに一歩近づくことができます。
サロンでのオーダー時にも、正確にポイントを伝えられるようになるので「失敗した…」という後悔も防げるはずです。
ここではそれぞれの特徴・似合う顔立ちや体型・お手入れのしやすさなど、写真をイメージしながらじっくり解説します。

シルエットの決定的な違いは「首元」と「足元」

羊カットは、ボディにふわふわ感をしっかり残し、手足は短くスッキリさせることで「モコモコボディ×細い足」というリアルな羊のようなシルエットを表現します。
丸みを持たせるため、顔と耳の境目も曖昧につなげて頭部も真ん丸くするのがポイント。
足元はバリカンですっきり仕上げ、細長い羊の脚にそっくりなスタイルになります。
対してアルパカカットは、長めに残した首元とコンパクトな顔周りが特徴。
首と体を段差なくなめらかにつなげ、「アルパカ特有のすっと伸びた首」を再現します。
耳も短く刈り上げて、よりアルパカらしい丸顔&ロングネックに。
シルエットを比べてみると、羊は「全体が丸い」、アルパカは「縦長&細身」に仕上がるのが大きな違いです。

実は別物!「ラムカット(ラムクリップ)」との混同に注意

羊カットとよく混同されがちなのが「ラムカット(ラムクリップ)」です。
ラムカットはトイプードルの伝統的なショースタイルで、顔や足先・尾の付け根にバリカンを入れてしっかり毛を短くし、ボディの一部にふんわり毛を残します。
一方、羊カットは顔や体、耳にまでたっぷり毛を残して“ふわふわ感”を強調するのがポイント。
ラムカットはシャープで洗練された印象、羊カットはあくまで「丸く」「もこもこ」に仕上げるイメージです。
この違いを理解しておかないと、サロンで「思ってたのと違う!」となることも。
必ず写真と一緒に理想のイメージを伝えましょう。

比較表:羊・アルパカ・ラムの特徴まとめ

各スタイルの違いを分かりやすくまとめました。
オーダー前のチェックや、トリマーさんとの打ち合わせにご活用ください。

スタイル名 シルエット 首元 顔・耳まわり 足元 主なバリカン位置 お手入れ難易度
羊カット 丸くふんわり、全体がもこもこ 体と段差なくつなげて短め 耳〜頭頂まで一体で真ん丸 足先はバリカンで細く短く 足先のみ やや高い(毛玉ケア必須)
アルパカカット 首が長く縦長、細身シルエット 長めに残し「ネック」を強調 顔を小さく、耳は短め 足も丸く、羊より太め 耳、顔、首周り 高い(顔・首の毛流れ注意)
ラムカット ショー系、すっきりシャープ 短めに仕上げる 顔バリカンでつるっと美人顔 足はふんわり太めに残す 顔、足先、尾付け根 中(短い部分多くケアは楽)

トイプードルが変身!スタイル別ヘアカタログ

ここからは、実際にSNSやサロンで大人気の「羊カット」「アルパカカット」を、写真のイメージを思い浮かべながら詳しく解説します。
それぞれのポイントを知っておくことで、あなたの愛犬に一番似合うスタイルや個性を活かしたアレンジが選びやすくなります。
さらに、定番のカットだけでなく、カラーやアクセサリーの工夫、ペアカットの楽しみ方など応用例まで盛りだくさんでご紹介します。
愛犬の“ベストスタイル”を見つけるヒントがきっと見つかるはずです!

【羊カット編】モコモコボディ×細い足がポイント

足先バリカンでリアルな羊蹄を再現

羊カット最大の特徴は、ボディのモコモコ感と、足元のすっきり細さのコントラストです。
足先はバリカンで短く仕上げ、まるで“羊の蹄(ひづめ)”のようなリアル感を演出。
足首から下をすっきり見せることで、丸い体がさらに強調され「本当に犬?」と二度見したくなるようなシルエットが生まれます。
このデザインは、普段お散歩や水遊びが好きな子にもおすすめで、足先が汚れにくく、お手入れも簡単。
また、サロンによっては「足元にちょっとだけ丸みを残して、さらに“ひつじ感”をアップしてほしい」といった細かなオーダーも可能なので、写真と一緒に希望を伝えると理想通りに仕上がりやすいでしょう。

耳と頭をつなげて真ん丸シルエットに

羊カットのもう一つのこだわりポイントが、頭と耳を一体化した“まんまる”シルエットです。
頭頂から耳までの毛をたっぷり残してふんわり仕上げることで、ぬいぐるみのような愛らしい見た目が完成します。
顔バリカンは入れず、目元や口元の丸みを意識しながら仕上げることで、トイプードルならではの“くりくりお目目”とふわふわ感が際立ちます。
個体差はありますが、特に毛量の多い子やカールが強い子はよりリアルな羊風に仕上がるので、毛質に合わせてカットの仕上がりを調整しましょう。

【アルパカカット編】長い首と小さな顔がチャームポイント

首元の毛を独立させて「ネック」を強調

アルパカカットの特徴は、長めに残した首元の毛と、コンパクトな顔立ちのバランス。
ボディと首元の間に段差を作らず、なめらかにつなげることでアルパカ特有の“すっと伸びたネック”を演出します。
この首周りの立体感が、他のどんなカットにもない個性となり、横から見た時のシルエットもとても可愛らしく仕上がります。
さらに、耳まわりも短めに仕上げることで、全体の印象が引き締まり、メリハリのあるおしゃれな雰囲気に。
どんな毛色のトイプードルでも似合いますが、特に白系や淡い色の子は、より“アルパカ感”が増してインパクト大です。

マズルは小さく、頭頂部は高く作るコツ

アルパカカットは、顔の大きさを小さく整え、頭頂部の毛をふんわり高く残すことで「ちょっと不思議な動物っぽさ」を引き出すのがポイント。
マズル(鼻まわり)はすっきりとコンパクトにしつつ、頭頂〜首のラインをボリュームアップさせると、どの角度から見ても愛らしいバランスになります。
毛量や顔立ちによっては、サロンで微調整しながら何度かカットして理想のフォルムに近づけていくのがコツです。
はじめての方も、3方向(正面・横・後ろ)からの写真を持参するとスムーズにオーダーできます。

【応用編】カラーや小物でオリジナリティを

ほっぺチークでさらに可愛く

羊カット・アルパカカットをさらに可愛くアレンジしたいなら、ペット用カラーチョークでほっぺや耳に淡い色を入れて“チーク風”にするのも人気。
ピンクやオレンジのチークを頬にのせるだけで、まるでアニメキャラのような愛嬌がプラスされ、お散歩や写真撮影でも目立つこと間違いなしです。
もちろん安全性を考えて、犬用のカラーを使用し、短時間で洗い流せるアイテムを選びましょう。

多頭飼いなら「羊&牧羊犬カット」のペアも人気

兄弟犬やお友だちワンコと一緒に楽しむなら、「羊カット×牧羊犬カット」や「アルパカカット×草食動物風カット」など、動物ペアのアレンジもおすすめです。
たとえば、1匹を羊カットに、もう1匹をコリーやボーダーコリー風カットに仕上げて“牧場ごっこ”スタイルにすると、インスタ映えも抜群!
また、帽子やバンダナ・お花の冠など小物をプラスして、さらにオリジナリティを高める工夫も広がります。

「思ってたのと違う…」を防ぐ!サロンでのオーダー術

せっかく理想のカットを目指してサロンへ連れて行ったのに、「イメージと違う…」「思ったより短すぎた…」と後悔する飼い主さんも少なくありません。
羊カットやアルパカカットは、ふわふわ感やシルエット、首や足の長さなど細かなバランスがとても重要なため、オーダー時の伝え方や準備がカギとなります。
ここでは、トリマーさんにイメージをしっかり伝えて“理想の仕上がり”に近づけるための具体的なポイントを紹介します。

「羊カット」という言葉だけで注文するのは危険?

多くのサロンやトリマーさんがカットの技術や経験を積んでいますが、「羊カット」「アルパカカット」という言葉だけでは、飼い主とトリマーでイメージが異なることがとても多いです。
同じ“羊カット”でも、お店によって毛の残し方や首・耳・足の長さなどのニュアンスが違い、「なんだか別の動物になっちゃった!」という失敗談もよく耳にします。
また、写真を見せずに「ふわっと」「もこもこ」など抽象的な表現で伝えてしまうと、サロン側も具体的なイメージがつかみにくく、理想から遠ざかってしまうことが多いのです。
だからこそ、“写真で伝える・細かく指定する”ことが、オーダー成功の秘訣になります。

成功率を上げる3つのオーダーポイント

1. 画像を見せて「首」と「足」の長さを指定する

オーダー時には、正面・横・後ろの写真を必ず持参しましょう。
理想の羊カット・アルパカカットの画像を見せながら、「首は長め・短め」「足先は細く」「頭と耳は丸くつなげて」など、具体的に長さや丸みの程度を指定すると伝わりやすくなります。
もし写真がなければ、ネットやSNSのカット事例を活用するのもおすすめです。

2. 愛犬の毛量と毛質(巻きの強さ)を相談する

羊カットやアルパカカットは、毛量や毛質によって仕上がりの印象が大きく変わります。
「うちの子は毛がやわらかい」「毛量が少なめ」など、個体の特徴を事前に伝え、できるスタイルとできないスタイルの目安をプロの視点でアドバイスしてもらいましょう。
また、部分的に毛玉になりやすいところや、苦手なブラッシング部位があれば遠慮なく伝えると、仕上がりがさらに理想に近づきます。

3. 普段の服を着せる頻度を伝える(毛玉対策)

「普段お洋服をよく着せる」「散歩で草むらに入ることが多い」など、生活スタイルもオーダー時に共有しましょう。
羊カットやアルパカカットは体の毛をたっぷり残すため、服との摩擦で毛玉ができやすい場合も。
普段着せる服の形や、着用頻度、毛玉ができやすい場所などを伝えると、よりお手入れしやすいデザインを提案してもらえることもあります。

デザインカットが得意な実在トリミングサロン例

羊カットやアルパカカットのような“デザイン性の高いカット”は、サロンやトリマーさんによって対応力や技術に差があるのも事実です。
「他店で断られた」「理想どおりのシルエットにならなかった」という声も多く、サロン選びはとても重要です。
ここでは、デザインカットに強い、信頼できるトリミングサロンをピックアップしてご紹介します。
スタイルチェンジに挑戦したい方や、初めての特殊カットをお願いしたい方はぜひ参考にしてみてください。

【東京・目黒】DOG MAN(ドッグマン)

都内屈指の人気サロン「DOG MAN」は、トイプードルのナチュラルかつ個性を活かしたデザインカットで有名。
テディベアカットやアフロ、羊カット・アルパカカットなど、飼い主さんの細かなリクエストにも柔軟に対応。
「可愛いだけじゃなく、お手入れもしやすい」「他の子と絶対かぶらないスタイルにしてくれた」とリピーターの評価も高いのが特徴です。
技術力はもちろん、カウンセリングもとても丁寧なので、初めての方にも安心。

【全国展開】SOPRA GINZA(ソプラ銀座)

全国主要都市に店舗を持つ「SOPRA GINZA」は、トリミング前のカウンセリングの丁寧さが大きな強み。
羊カット・アルパカカットといった特殊なデザインも、じっくり希望を聞きながら仕上げてくれると評判です。
写真やイラストを持参しての相談にも積極的に応じてくれるので、イメージを伝えるのが苦手な方にもおすすめです。
サロンごとに得意なデザインやスタッフの個性もあるので、事前にHPやインスタで実績をチェックしてみてください。

【大阪・堀江】TENTEN(テンテン)

関西でデザインカットやカラーリングといえば「TENTEN」は外せません。
トイプードルの個性を活かした斬新なスタイル、色味を活かした遊び心のあるアレンジ、一歩先を行くおしゃれを楽しみたい方に人気です。
丁寧なカウンセリングと仕上がりの美しさに定評があり、「イメチェンしたい」「目立ちたい!」というプードルオーナーさんから特に愛されています。
季節ごとのキャンペーンやオリジナルアクセサリーも豊富なので、スタイルチェンジの相談にも最適なサロンです。

維持するのは大変?自宅でのお手入れとメンテナンス

可愛い羊カットやアルパカカットを長くキープするためには、サロンでのカットだけでなく、自宅での毎日のお手入れや、次回トリミングまでのスケジューリングがとても重要です。
ふわふわでボリュームたっぷりなスタイルだからこそ、ちょっとした油断で毛玉ができやすくなったり、毛流れが崩れてしまうこともあります。
ここでは、スタイル維持のためのコツや、日常ケアで気を付けたいポイントを徹底解説します。

毛が長い分、ブラッシングは毎日の必須科目

羊カットもアルパカカットも、ボディや頭部にたっぷりと毛を残すデザインなので、毎日のブラッシングが欠かせません。
特に毛玉ができやすいのは、脇の下・首周り・耳の付け根・足の付け根など動きやすい場所。
ピンブラシやコームを使い分けながら、優しく毛流れを整え、毛玉やもつれを早めに見つけて解消しましょう。
ブラッシングを習慣にすることで、抜け毛のコントロールだけでなく、スキンシップや健康チェックの時間にもなり、愛犬との絆も深まります
もし毛玉ができてしまった場合は、無理に引っ張らず専用のスプレーやハサミを使うか、プロに相談すると安心です。

次のトリミングまでの期間は「3〜4週間」が目安

ボリュームをキープしつつ清潔に保つためには、トリミングサロンへの来店頻度がとても大切です。
羊カット・アルパカカットの場合、3〜4週間ごとのカットが理想的とされています。
このペースを守ることで、シルエットの崩れや毛玉の発生を防ぎ、いつも“ぬいぐるみ級”の可愛さを保てます。
トリミングの直前になると、毛が伸びて形が変わりやすいので、次回の予約を前もって取っておくと安心です。
また、トリマーさんからの「お手入れアドバイス」も積極的に聞き、自宅ケアとプロの技を上手に組み合わせてスタイル維持を目指しましょう。

こんな犬には不向きかも?毛質と生活スタイルのチェック

どんな子でも可愛くなれる羊カット・アルパカカットですが、毛質やライフスタイルによっては不向きな場合もあります。
たとえば、毛がとても細く柔らかい子や、巻きが弱い子は、ボリュームが出にくく毛が寝やすいため、理想の“まんまる感”が出にくいことも。
また、毎日アウトドアや草むら散歩が好きな子、服をよく着る子は、摩擦や汚れで毛玉が増えやすい点にも注意が必要です。
スタイル維持が大変そうだな…と感じた場合は、顔や足元だけ部分的に“羊風”“アルパカ風”にするアレンジもおすすめ。
愛犬の個性と生活習慣に合わせて、無理なく続けられるデザインをトリマーさんと相談しましょう。

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まとめ:愛犬の個性を引き出す「羊&アルパカ」カットを楽しもう

トイプードルならではの「羊カット」「アルパカカット」は、まるでぬいぐるみのような可愛さと、他の犬種では絶対に真似できない立体感が魅力です。
首や足元、顔のバランスや耳の形を少し工夫するだけで、まるで“別の動物”のようなユニークな変身を楽しめるのも大きなポイント。
自分だけのアレンジやカラー、小物使いを加えることで、愛犬の個性を最大限に引き出すことができます。
もちろん、ふわふわスタイルを長く楽しむためには、毎日のブラッシングや定期的なサロンケア、季節や毛質に合わせたメンテナンスも大切です。

大切なのは、愛犬の性格や毛質、暮らし方に合わせて「無理なく・楽しく」続けられること。
トリマーさんとのコミュニケーションや、家族との相談も楽しみながら、“うちの子だけ”の最高にキュートなスタイルを見つけてください。
愛犬の新しい魅力を発見し、もっともっと一緒にお出かけしたくなる日々が始まるはずです!

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