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犬はタクシーに乗れる?ケージなし・抱っこはOK?乗車拒否の理由とペットタクシーも徹底解説!

犬はタクシーに乗れる?ケージなし・抱っこはOK?乗車拒否の理由とペットタクシーも徹底解説!

「愛犬と一緒に移動したいけど、タクシーって実際どうなの?」
そんな疑問を持つ飼い主さんへ、犬とタクシーの最新ルールやマナー、乗車拒否対策、そして大型犬・ケージ苦手派に大人気のペットタクシーまで徹底解説!
初めてでも失敗しない方法を、楽しく詳しくお届けします。

目次

結論:ルールを守れば乗車OK!ただし「ケージなし」は原則NG

「犬と一緒にタクシーに乗りたい!」という方は意外と多いですよね。
でも実際には、ちょっとしたルールやマナーを知っておかないと、トラブルになったり、せっかく配車を頼んだのに乗車拒否されることもあるんです。
結論からお伝えすると、ほとんどのタクシーは「ルールとマナー」をしっかり守れば犬の乗車が可能です。
その最大のポイントは、「全身がすっぽり入るクレートやキャリーバッグ(ケージ)」に犬を入れること。
これがタクシー会社の基本ルールであり、運転手さんが安心して運転できる最低条件でもあります。
法律でも「専用の容器に入れること」と明記されており、顔や体が外に出る状態はNG。
例外は、補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)は犬種やサイズに関係なく同乗OKとされています。

なぜ「ケージなし」はNG?

「うちの子は大人しいから、ケージなしや抱っこでも大丈夫なのでは?」と思う方も多いはず。
でも実際は、運転手さんや他の利用者のアレルギー対策や、抜け毛・臭い・車内の汚れ防止、さらに運転中の安全確保のために、必ず全身が隠れるケージやキャリーバッグに入れることが法律(旅客自動車運送事業運輸規則)で定められているんです。
犬が自由に動けてしまう状態や、顔や体が外に出ていると、運転手さんも集中できず、急ブレーキや事故の危険も高まります。
このルールは全国共通であり、例外はほぼありません。

「抱っこ」や「スリング」での乗車は?

「抱っこ」「スリング」「毛布にくるむ」などの方法は、一見安全そうですが、どれも『専用容器』とは見なされません
タクシー会社の公式ルールでも抱っこやスリングでの乗車は原則NGです。
特に、犬の顔や体が露出している状態だと、ほとんどの場合で乗車を断られてしまいます
さらに、運転手さんや次のお客様がアレルギーの場合、大きな迷惑になることも。
「うちの子は小さいから…」「おとなしいから…」と自己判断せず、必ずケージやキャリーバッグを使いましょう

もし「乗車拒否」されたら?

「ルール通りにケージに入れたのに、乗車を断られた!」
そんな場合もゼロではありません。
理由としては、運転手さんが動物アレルギーを持っている、または車内を極度に清潔に保ちたいなど会社の方針によるものがほとんど。
これは法律上、タクシー会社や運転手にも最終判断権があるため、強制的に乗せることはできません。
万が一納得できない理由で断られた場合は、タクシー会社やタクシーセンターに正当に相談することも可能です。
ただし、現場でトラブルになるよりも、配車時や予約時に「犬がいます」と必ず伝えるのがトラブル防止の最善策です。

【キーワード解説】ケージなし・抱っこ・スリングでの乗車は可能?

「タクシーに犬を乗せたいけど、ケージが苦手な子だったらどうしたらいいの?」
「抱っこなら大丈夫?スリングはOK?」
こんな素朴な疑問を持つ方はとても多いですよね。
ここでは、ケージなし・抱っこ・スリングでのタクシー乗車について、ルールと実際の現場の対応を、分かりやすく解説します。

なぜ「ケージなし」はNG?

実は、ケージなしでタクシーに乗るのは、法律上もルール上もほぼ認められていません
その理由は大きく3つ。
ひとつめは運転手や他の利用者へのアレルギーや抜け毛、臭い対策
ふたつめは車内を清潔に保つため
そして三つめは運転の安全を守るためです。
法律(旅客自動車運送事業運輸規則)でも「動物は専用の容器に入れること」と明記されています。
この「専用の容器」とは、全身がすっぽり隠れるクレートやキャリーバッグのこと。
顔や体の一部が出ているだけでもNGと判断されることが多いです。
「小型犬なら大丈夫でしょ?」という甘い考えは禁物。ケージなし乗車は原則NGと理解しておくことが大切です。

「抱っこ」や「スリング」での乗車は?

「どうしてもケージが苦手なので、抱っこで…」「スリングなら体が包まれていて安心なのでは?」
そんな気持ちも分かりますが、これらも基本的にはNGです。
なぜなら、抱っこやスリングは『専用の容器』に該当しないから。
万が一、犬がびっくりして飛び出したり、車内で暴れてしまうと大事故に繋がることも。
また、抜け毛やヨダレ、トイレの失敗など、予期せぬトラブルも起こりやすくなります。
運転手さんの安全配慮や他の利用者へのマナーとしても、必ずケージやキャリーバッグに入れて乗車しましょう。
なお、タクシー会社によっては「スリング+上から毛布でしっかり覆い、顔が完全に隠れていればOK」とするケースも一部ありますが、これはかなり例外的です。
トラブルを避けるためにも、原則NGと覚えておきましょう。

もし「乗車拒否」されたら?

「ケージに入れて準備万端だったのに、なぜか乗車を断られてしまった!」
そんな時は、まず運転手さんやタクシー会社の事情に目を向けてみましょう。
多くの場合、運転手さんが強いアレルギー持ちだったり、会社の方針で動物全般NGとしている場合があります。
また、ひどい汚れや臭いがあると、衛生面や次の乗客への配慮から拒否されることも。
このような理由での乗車拒否は、法律的にも認められているため、無理やり乗ることはできません。
逆に、「特に理由がなく断られた」場合は、遠慮せずタクシー会社や相談窓口に伝えるのも一つの方法です。
いずれにしても、トラブルを防ぐ最大のコツは、必ず予約や配車時に「犬を連れている」と事前に伝えること
予約アプリの備考欄や電話で「小型犬をケージに入れています」と一言添えておけば、ほとんどのトラブルは未然に防げます。
「どうしても不安…」という方は、ペットタクシーやペット対応専門タクシーの利用も選択肢に入れてみてください。

一般タクシーに乗るための事前準備と当日のマナー

「タクシーで愛犬とおでかけ!」
そんな時、スムーズに乗れるかどうかは事前準備と当日のマナーにかかっています。
「いざ乗ろうとしたらトラブルに…」なんてことがないように、事前のポイントと、当日のマナーをしっかり押さえておきましょう。
このパートでは、クレートトレーニングや持ち物、予約のコツ、乗車直前にやるべきことなど、飼い主さん必見の“タクシー乗車ルーティン”をたっぷり紹介します。

【事前準備】クレートトレーニングと持ち物の用意

まずはクレートやキャリーバッグの準備が必須。
愛犬がストレスなく乗車できるようにするためには、普段からクレートトレーニングを行うことが最重要ポイントです。
いきなり入れられると「何事!?」とパニックになったり、吠えたり暴れたりする犬も少なくありません。
日常的に「クレート=安心できる場所」「キャリー=いいことがある場所」と覚えてもらうことで、乗車当日も落ち着いて過ごせるようになります。
クレートやキャリーに慣れさせるコツは、普段のおやつやフードを中で与えることや、お気に入りのおもちゃ・毛布を入れてみること。
また、普段から車移動に慣らしておくと車酔いの防止にもなります。
持ち物としては、
クレート/キャリーバッグ
トイレシート・ペットシーツ
リード(ケージから出した瞬間用)
おむつ・マナーベルト(排泄事故対策)
飲み水&給水器
ビニール袋・ウェットティッシュ
抜け毛対策の洋服
使い慣れた毛布・おもちゃ
などを、必ず用意しておきましょう。
「これだけあれば大丈夫!」と思えるラインナップを事前にリストアップするのもおすすめです。

【当日のマナー】乗る前に済ませておくこと

タクシー乗車の“当日”にも、大切なマナーがいくつかあります。
まずは、タクシー配車予約の時点で「犬連れ」と伝えることが最重要。
電話やアプリの備考欄に「小型犬ケージ入り」と書くだけで、運転手さんの心構えや車内準備も違ってきます。
また、乗車直前には必ずトイレを済ませるのが鉄則。
もしもの排泄事故を未然に防ぐだけでなく、車内を清潔に保つためにも必要不可欠なポイントです。
そして、食事は早めに済ませる、または控えめにすることも大切。
車酔いによる嘔吐事故のリスクを減らせます。
また、換毛期や抜け毛が気になる時期には、しっかりブラッシングやシャンプーをしておき、できれば服を着せて毛落ち防止も心がけましょう。
特に長距離移動の時は、おむつ・マナーベルトでの対策も推奨されています。

【乗車中の注意点】

いざ乗車!となったら、ケージは必ず後部座席の足元やシートベルトで固定しましょう。
これは、急ブレーキや急カーブでケージが転がったり転倒する事故を防ぐためです。
また、車内では愛犬を静かに過ごさせるよう意識しましょう。
おもちゃやガムをケージに入れておくと、犬が安心できて、無駄吠えやパニックの防止にもなります。
降車時は、抜け毛や毛布などの忘れ物、座席の汚れがないかしっかりチェックを。
タクシーを利用した「ペット乗車」の印象は、次の飼い主さんにもつながります。
みんなが気持ちよく使えるように、マナーある行動を心がけていきましょう。

【大型犬やケージなし派の救世主】ペットタクシーとは?

「うちの子は大型犬でケージに入らない…」「小型犬だけど、どうしてもキャリーが苦手…」
そんな時に大活躍するのがペットタクシー
ここでは、ペットタクシーの魅力やメリット、利用方法、気になる料金目安まで、一般タクシーとは違う“ペットファースト”なサービスをたっぷりご紹介します。
「車がなくても、もっと自由に愛犬と移動したい!」という方は必見です。

ペットタクシーのメリット

ペットタクシーは、ペットを乗せるために作られた専用の送迎サービスです。
一般的なタクシーと違い、ケージなしOK大型犬も歓迎飼い主が同乗できない場合も送迎可など、犬にやさしいルールがたくさん用意されています。
例えば「ケージやキャリーにどうしても入らない中型犬・大型犬」や「介護が必要で横たわったまま移動したい高齢犬」も、リードや専用マットを使って広々と乗車できるのが大きな魅力です。
さらに運転手さんがペットの扱いに慣れているので、緊急時のサポートや車内トラブルにも安心。
犬だけで動物病院やトリミングサロンに送迎してくれるプランや、引っ越し・長距離移動にも柔軟に対応できる点も人気の理由です。
また、ほとんどの会社で車内の消毒・除菌・清掃が徹底されており、もしもの排泄や嘔吐でも追加費用はサービスに含まれていることが多いです。

利用料金の目安

「便利そうだけど、料金が気になる…」
そんな方もご安心ください。
ペットタクシーの料金は、基本料金+走行距離に応じた乗車料金+お迎え料金+待機料金+有料道路代の合計が一般的な計算方法です。
距離や時間、待機の有無によって変動しますが、事前に見積もりを出してもらえるので安心。
例えば短距離の通院送迎なら、一般タクシーと大きく変わらない価格帯のことも。
長距離や引っ越し、空港送迎、往復利用の場合はやや高め(1万円前後~)になることもありますが、その分犬の安全と快適さ、柔軟なサービスがセットになっています。
支払い方法も現金、クレジットカード、電子マネーなど多様化しているので、ライフスタイルに合わせて選べます。

ペットタクシーの利用シーンと使い方

ペットタクシーは、こんな時におすすめ

  • 大型犬や多頭飼いで一般タクシーに乗れない
  • 動物病院・ペットホテル・トリミングサロンへの送迎
  • カフェやペットOK施設、引っ越し・旅行・空港送迎
  • 飼い主の体調不良や急用時に犬だけの送迎が必要

利用方法はとっても簡単で、電話やWeb・LINEから事前予約をするだけ。
予約時に「犬種・頭数・乗車場所・降車場所・利用目的」などを伝えると、ピッタリな車種やプランを提案してもらえます。
往復送迎や待機もOK(その場合は待機料金が加算)。
当日は約束の場所・時間にお迎えが来て、安心して乗車・移動できます。
ペットタクシーを一度使うと、「もっと早く知っておけばよかった!」と感じる飼い主さんがとても多いんですよ。

犬の乗車に対応しているタクシー会社・サービス一覧

「実際に犬を乗せてくれるタクシー会社はどこ?」
「うちの地域で利用できるペットタクシーはある?」
そんな飼い主さんのために、一般タクシーとペットタクシー、両方の代表的なサービスを分かりやすくまとめました。
どんな会社がどんな犬におすすめか、事前予約や支払方法の違いなどもご紹介。
お住まいの地域や愛犬のサイズ、目的に合わせて、最適なサービスを選んでみてください。

主要な一般タクシー会社(ペット乗車可)

一般のタクシーでもケージ・キャリー使用が条件なら、犬の乗車が可能なケースが増えています。

  • 日本交通/GOタクシー:全国でアプリ展開中。配車アプリから「ペット乗車」オプション指定ができる場合あり(要ケージ)。
  • 大和自動車交通:事前連絡のうえ、ケージ・キャリーに入れていれば基本的に乗車OK。
  • 大阪タクシー協会加盟会社:ほとんどの会社がケージ条件で小動物の乗車を認めており、盲導犬・介助犬も同伴可。

地域や営業所ごとに対応が異なることがあるので、予約時に必ず「犬をケージに入れている」と伝えるのが安心です。
タクシー配車アプリ(GO・DiDi・S.RIDE・Uberなど)でも「備考欄」で申告するとスムーズ。
中型犬・大型犬やケージNGの犬の場合は、次の「ペットタクシー」がおすすめです。

おすすめのペットタクシー専門会社

ペットタクシーは全国展開や地域密着型まで、多数のサービスがあります。

サービス名 主な対応エリア 特徴・支払方法
ペットタクシーCOCOタク 全国 現金・クレカ・PayPay対応、ケージ不要OK、中型犬・大型犬歓迎
エイチケイペットタクシー 全国 現金払い、犬種・体格相談可
DOG HAIR STUDIO KEN 全国 振込・クレジット、長距離対応も柔軟
ふわふわペットタクシー 全国 現金・クレカ・PayPay、清掃対応しっかり
東葛ペットタクシー 関東(千葉・東京・埼玉) カード・電子マネー・PayPay、犬種問わず利用可
かるたく 東京 PayPay・現金、丁寧な接客でリピーター多し
ペットタクシーうたたね 東京・千葉・静岡~名古屋 現金・クレジット、長距離もOK
ペットタクシーアイボウ(相棒) 大阪 クレジット可、大型犬・多頭も柔軟対応
福岡ワンワンエクスプレス 福岡 現金払い、地域密着型で安心

各社とも、事前の電話・ネット・LINEなどでの予約が必須です。
急な移動や長距離、犬だけの送迎など、どんなニーズでも柔軟に相談できるのが強み。
引っ越しや空港送迎も対応してくれるので、「ペットの移動はプロに任せたい!」という方にぴったりです。

自分に合ったタクシー選びのポイント

ペットとタクシー移動を成功させるコツは、自分の目的・犬のサイズや性格・移動距離・予算に合わせて選ぶこと
「通院だけなら一般タクシー(ケージ入り)」
「ケージNGや大型犬、複数頭ならペットタクシー」
といった使い分けもおすすめです。
また、予約時は「犬種・サイズ・頭数・ケージ有無」をしっかり伝えることで、現場のトラブルがほぼゼロに!
どのサービスも、安全・快適・マナー重視を心がけているので、初めてでも安心して利用できます。
迷ったら、まずは気軽に問い合わせをして、料金や対応エリア、細かなルールを確認してみてください。

まとめ

ここまで、犬と一緒にタクシーを利用するためのルールやマナー、ペットタクシーの便利な使い方、具体的な会社情報まで詳しく解説してきました。
最後に大切なポイントを振り返りつつ、愛犬との快適なおでかけのためのコツをまとめます。

犬は「ルールとマナー」を守ればタクシーに乗れる

一般タクシーではケージやキャリーバッグに入れることが必須条件。
抱っこやスリング、顔や体が出ている状態では原則NGです。
運転手さんや他の利用者への配慮・安全・衛生を守るためにも、「全身が隠れる容器」に入れることを徹底しましょう。
配車時や予約時に「犬連れ」を伝えるだけで、トラブルはほぼ防げます。
小型犬・中型犬だけでなく、盲導犬や介助犬ももちろん乗車OKです。

事前準備・当日のマナーで快適に!

タクシー移動成功の秘訣はクレートトレーニング・持ち物準備・配車時の申告
トイレや食事、抜け毛や体の汚れにも事前対策をして、快適な移動を目指しましょう。
降車時には、座席の汚れや忘れ物チェックも忘れずに。
みんなが気持ちよく使えるように、飼い主のマナーを大切にしてください。

大型犬やケージNG派には「ペットタクシー」がおすすめ

中型犬・大型犬やケージ苦手な子、多頭飼いや長距離移動にはペットタクシーが大活躍。
ケージなしでの乗車OK、犬だけの送迎も可能、支払い方法も豊富など、自由度の高いサービスが増えています。
事前に見積もりや相談ができるので、初めての方も安心です。
ぜひ、地域や用途に合ったペットタクシーを選んでみてください。

愛犬と一緒に、もっと自由で楽しいお出かけを!

ペットタクシーやタクシーのペット乗車は、ルールとマナーさえ守れば誰でも快適に利用可能
大切な家族の一員である愛犬と、もっと気軽に、もっと遠くまでお出かけを楽しみましょう!
この記事が、あなたとワンちゃんの素敵な思い出作りのお役に立てば幸いです。

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