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ポメラニアンの猿期はいつまで?劇的ビフォーアフター画像と失敗しないケア対策

「うちのポメ、急にブサイクになっちゃった!?」
そんな衝撃の瞬間に出会った飼い主さんへ──それは病気ではなく、ポメラニアン特有の“猿期”という成長の証です。
ふわふわの天使が突然スカスカになり、まるで別犬になるこの時期。実は誰もが通る「一生に一度のかわいい変身期」なんです。
本記事では、猿期の仕組み・いつ終わるのか・絶対やってはいけないNGケア・ふわもこ復活までの正しい育毛術を、楽しく分かりやすく大解剖していきます!

目次

うちの子だけ?ポメラニアンの「猿期」とは何か

ポメラニアンの飼い主さんが必ず驚く「猿期」。
見た目の変化が劇的なため最初は不安になりますが、これはごく自然な換毛サイクルであり、健康な成長の証でもあります。
ここでは、猿期とはそもそもどんな時期なのか、その特徴や理由を細かくひも解いていきます。

なぜ「猿」と呼ばれるのか?独特な顔立ちの変化

猿期と呼ばれる理由は、ポメラニアンの顔周りの毛が大幅に抜け、細いマズルが目立つことで“お猿さんのような表情”になるからです。
特に生後3〜6ヶ月頃のポメラニアンは、子犬のふわふわとしたベビーコート(子犬毛)が急速に抜け落ちるため、顔の中心だけ短毛が残り、周囲に長毛が残ることでコントラストが際立ちます
この変化によって「お面をかぶったみたい」「まゆ毛みたいなラインが出た」など、飼い主さんが驚く表情に変わるのです。
しかし、これは病気ではなく、全く正常な成長段階のひとつ。この期間が終わると、再びあの美しい“ポメラニアンらしい丸いシルエット”が復活します。

原因は大人の毛への生え変わり(換毛期)

猿期が起こる直接の理由は、子犬毛から成犬毛への生え変わり(換毛)です。
ポメラニアンはダブルコートの犬種のため、ふわふわのアンダーコートが大量に生え変わります。
このとき、毛が均等に抜けずに顔だけ先に抜ける・体がまだらに薄くなるなどの現象が見られ、見た目に大きなギャップが生まれます。

参考記事①によると、猿期は
・生後3〜6ヶ月頃から始まり
・1歳前後までには終了することが多い
とされています。

抜ける量も多く、換毛期が重なるため、飼い主さんは
「病気なのでは?」「このまま毛が戻らないのでは?」
と不安になりますが、ほとんどの場合は自然にモコモコに戻ります。

【画像で検証】ポメラニアンの猿期ビフォーアフター!この変化は正常です

ポメラニアンの猿期は、まさに“劇的ビフォーアフター”!
ふわふわの赤ちゃん時代から、顔つきが変わりスカスカに──そして1歳ごろに再び「理想のもこもこ」に大変身するドラマチックな成長物語です。
ここでは、月齢ごとにどんな姿になるのか、写真がなくてもイメージできるように詳細に解説します。
「えっ、うちの子だけ変?」と焦らず、正常な過程だと自信をもって見守りましょう。

【生後2〜3ヶ月】ふわふわのパピー期(Before)

ポメラニアンの子犬期、生後2〜3ヶ月頃は、全身がふわふわのベビーヘアに包まれた“天使”のような姿です。
顔も体も丸く、綿菓子のような被毛が全身を覆い、「ポメラニアンの子犬=最強のかわいさ」と言われる理由がよく分かる時期。
毛量がたっぷりあり、首やお尻、しっぽもボリュームたっぷり。
目も鼻も小さく見えるので、ぬいぐるみのような印象です。
この姿に魅了されてお迎えした方も多いでしょう。

【生後4〜6ヶ月】ピーク到来!顔の中心に模様が出る「猿期」(Mid)

生後4〜6ヶ月を迎えると、猿期のピークが到来します。
顔周りの毛が急激に抜け落ち、マズル(鼻先)や目のまわりがほっそりして、「お猿のお面」のような雰囲気に。
眉毛のような「M字ライン」や、顔中心部だけ毛色が濃く見える場合もあり、全体的に顔立ちがシャープに変化します。
体の被毛も抜けて、部分的にスカスカに──首や胴体に地肌が見える、尻尾のボリュームも減る、ということも珍しくありません。
多くの飼い主さんが「うちの子、大丈夫かな?」と心配するのもこの時期ですが、これは完全に正常な換毛現象
個体によっては1〜2ヶ月で終わる子もいれば、半年近くスカスカ時期が続く子もいます。

【1歳前後】立派なフルコートへ変身(After)

猿期が終わると、まるで別犬!と驚くほどの「フルコート」が復活します。
ふわふわ・もこもこのダブルコートが首まわり、体、尻尾にたっぷり生えそろい、「ポメラニアンらしい丸いシルエット」が戻ってきます。
顔も再び丸みを帯び、目が優しく見えるように。
被毛の密度も増し、成犬の美しいカラーが定着します。
ここで初めて「本物のポメラニアン!」と思えるほど、幼少期とはまったく違う成長ぶりに感動するはず。

個体差の真実:猿期が来ない子・激しい子の違い

実は猿期の“激しさ”には大きな個体差があります。
・顔も体もガラッと変わる子(激しいタイプ)
・顔の抜け毛だけ目立つ子
・換毛がゆるやかで「猿顔にならない」子も
が存在します。
また、毛色によって猿期の見た目が分かりづらい場合も。
「うちの子は猿期がなかった」と感じる場合も珍しくありません。

いずれにせよ、猿期は1度きりの成長ステージ
極端な抜け方でも焦らず、「この変化も今だけ!」と温かく見守ってあげましょう。

猿期はいつから始まり、いつ終わる?標準的なタイムライン

「猿期はどれくらい続くの?」「うちの子、いつまでスカスカなの?」
そんな疑問を持つ飼い主さんも多いはずです。
実際の期間や始まり・終わりの目安を知っておくことで、焦らず愛犬の成長を見守ることができるようになります。
ここでは、ポメラニアンの猿期が始まる時期や終了のサイン、注意しておきたい“例外”までくわしく解説します。

スタートの目安:生後4ヶ月頃からの急な抜け毛

ポメラニアンの猿期は、生後3〜4ヶ月頃からスタートする子が多いです。
この時期、顔周りや首、体のふわふわした子犬毛が、どんどん抜け落ちていきます。
換毛のスピードや量には個体差があり、あっという間にスカスカになる子もいれば、ゆっくりと段階的に毛が抜ける子もいます。
抜け毛と同時に体つきがしっかりしてきたり、食欲・運動量が増えるなど、心身の成長が急速に進むのもこのタイミング。
「ごっそり抜けて大丈夫!?」と不安になるかもしれませんが、これこそ健康な成長の証拠です。

終了の目安:生後10ヶ月頃にはモコモコが復活

猿期の終わりは、生後7〜10ヶ月頃がひとつの目安です。
この頃になると新しい成犬毛が生えそろい、ボリュームとツヤが復活してきます。
特に首元やお尻、しっぽなどの“ポメらしい”部位からふわふわが戻り始め、顔の輪郭も丸くなります。
ほとんどの子が1歳になる前に猿期を卒業できますが、中には1歳を過ぎても「もう少しスカスカ」な子もいます。
しかし、これも大きな個体差。最終的にはほとんどの子がモコモコに仕上がるので、焦らず成長を見守るのがポイントです。

注意:1歳を過ぎても毛が生えない場合は「アロペシアX」の可能性も

もし1歳を過ぎても被毛が全然増えない、明らかに地肌が見えたまま、毛艶も悪く皮膚が黒ずんでいる……といった場合は、「アロペシアX(ポメラニアン脱毛症)」の可能性も考えましょう。
アロペシアXは、2〜5歳のオスに多くみられる原因不明の脱毛症で、体や尻尾が左右対称に脱毛し、顔や足には脱毛がほとんどないのが特徴。
痒みはないことが多いですが、毛艶が失われ、皮膚が黒ずむ(色素沈着)こともあります。
治療には避妊去勢手術やホルモン治療、サプリメント、紫外線対策などが用いられます。
「普通の猿期なのか、病気なのか」迷った時は、早めに動物病院で相談することをおすすめします。

スカスカで寒そう!猿期専用の「身だしなみ」と「寒さ対策」

猿期のポメラニアンは、毛が抜けて地肌が見えやすくなるため、寒さや紫外線の影響を受けやすくなります
見た目が少し貧相に感じても、この時期ならではのケアやアイテムで、しっかりと愛犬を守ってあげましょう。
ここでは、抜け毛ケア・外出時の注意・おすすめのグッズについて詳しくご紹介します。

抜け毛ケアには「スリッカーブラシ」でのマッサージ

猿期は特に抜け毛が増えるため、毎日のブラッシングがとても重要です。
スリッカーブラシは、毛玉をほぐしながらアンダーコートの抜け毛をやさしく除去できるプロ仕様の定番アイテム。
マッサージするように優しく使うことで、皮膚の血行を促進し、新しい毛の発育をサポートします。
はじめての子犬には、ごほうびや声かけをしながら短時間ずつ慣れさせていきましょう。

  • 推奨グッズ購入先:東急ハンズ、ロフト
    プロ仕様のソフトスリッカーブラシや、肌に優しいクッションブラシなど、高品質な道具を選ぶことで皮膚を傷つけずにケアができます。

薄毛時期の外出は「洋服」でカバーする

猿期の間は地肌が見えやすく、寒さや紫外線によるダメージを直接受けやすいため、外出時は洋服を着せるのがおすすめです。
特に秋〜冬や気温の低い日には、薄手のあたたかい服で体温低下を予防しましょう。
また、夏場も紫外線による皮膚ダメージ防止や、草むらでの擦り傷予防として、UVカットウェアや通気性の良い洋服が役立ちます。
サイズアウトしやすい成長期だからこそ、コスパとフィット感のバランスを考えたブランド選びがポイントです。

  • ペットパラダイス(PET PARADISE):成長期のポメラニアンにも合うサイズ展開が豊富で、可愛いデザインから実用的な服まで多彩。
  • カインズ(Pet’s One):手頃な価格で機能性の高いウェアが揃うので、短期間の猿期でも気軽に買い替えられるのが魅力。

抜け毛が目立つ時期の室内環境にも気を配ろう

換毛期の抜け毛は部屋中に舞いやすく、アレルギーや衛生面も気になるところです。
こまめな掃除や、ペット用の空気清浄機、布団・カーペット用のコロコロなどを活用して清潔な環境を維持しましょう。
被毛が床にたまりやすい時期は、ベッドやクッションも洗いやすい素材・カバータイプを選ぶのがおすすめです。
また、静電気が起きやすい冬場は、加湿器で適度な湿度を保つと被毛が絡みにくくなります。

絶対にやってはいけない!猿期のNG行動とトラブル回避

「はやくフワフワに戻したい!」「この貧相な見た目を何とかしたい!」
そんな気持ちでつい自己流ケアをしたくなりますが、猿期には絶対NGな行動があります。
ここで失敗すると、一生被毛が戻らない「ポメハゲ」や皮膚トラブルの原因になることも。
大切な時期だからこそ、正しいケア&やってはいけないNG行動をしっかりチェックしましょう。

「サマーカット」は絶対NG!毛質が変わるリスク

猿期の抜け毛が目立つからといって、バリカンで短くカットする「サマーカット」は絶対に避けましょう。
子犬〜若犬期の毛根はまだ未熟なため、深く刈ると毛質が変化したり、二度と元に戻らないことがあります。
特にポメラニアンはダブルコートの再生が難しく、「ポメハゲ」と呼ばれる永久脱毛・生えムラの原因に。
この時期は毛の成長を妨げず、自然なサイクルでフルコートに戻るのを辛抱強く待つのが鉄則です。
どうしても清潔感を保ちたい場合は、ハサミ仕上げの部分カットや、プロのトリマーさんのアドバイスを受けて最小限に整えましょう。

無理なシャンプーより「ブラッシングスプレー」を活用

猿期は皮膚もデリケートになっているため、シャンプーのやりすぎは乾燥や炎症、フケ・かゆみのリスクを高めます
月に1〜2回のやさしいシャンプーで十分。
普段の抜け毛や汚れは、ブラッシング+保湿系のスプレーを使ってケアするのが安全です。
ブラッシングスプレーは静電気防止や、被毛の潤いキープにも役立ち、毛玉や切れ毛の予防にもなります。
ドライヤーで仕上げる時も、熱風をあてすぎず冷風や送風で優しく乾かしましょう。

他にもある!猿期に注意したい日常のNG行動

・無理なブラッシングで皮膚を傷つける
・成長期に合わないサプリやおやつを与えすぎる
・外出時に地肌を直射日光や冷風にさらす
・毛玉取りやトリミングを自宅で無理にやる
これらも猿期のトラブルの元
何か不安や異常を感じたら、すぐに動物病院やプロのトリマーに相談するのがベストです。

プロに相談!猿期のケアや毛並みに強いサロン・ショップ

「うちの子の猿期はこれで普通?」「正しいケアやトリミング方法が分からない…」
そんな時は、ポメラニアンの成長と被毛に詳しいプロに相談するのが一番安心です。
猿期のケアは自己流で失敗するリスクも高いので、専門店や信頼できるトリマーさんを活用して、愛犬の“もこもこ復活”をサポートしましょう。

子犬の毛質相談ができる専門店

ポメラニアンの猿期は個体差が大きく、家ごとに悩みや不安も違います。
だからこそ、犬種別に詳しいスタッフやブリーダーがいる専門店のサポートが頼りになります。
例えば、「JOKER(ジョーカー)」は六本木や二子玉川など全国主要都市に店舗を構え、生体販売も行っているため、ポメラニアンの成長期や換毛の特徴を熟知したスタッフが在籍しています。
「ペットのコジマ」も、フレンドリー会員制度などで気軽に無料相談が可能。
成長過程の毛質・抜け毛・食事や体調の悩みまで親身にアドバイスしてくれるので、困った時には積極的に相談しましょう。

  • JOKER(ジョーカー):六本木や二子玉川などに展開。ポメラニアンの成長やコートケアに詳しいスタッフが多く、子犬期の相談やグッズ選びも安心。
  • ペットのコジマ:「コジマフレンドリー会員」なら無料相談や、成長期の悩みサポートなどが充実。全国規模でアクセスしやすい。

皮膚に優しいシャンプーを扱うサロングループ

「猿期のデリケートな肌や被毛にはどんなシャンプーがいいの?」
そんな時は、オールシザー仕上げや低刺激シャンプーに力を入れているサロングループがおすすめです。
「SOPRA GINZA(ソプラ銀座)」は丁寧なカウンセリングとハサミ仕上げに定評があり、猿期のバリカンNG期にも柔軟に対応。
皮膚や毛の状態に合わせたトリミング・お手入れの相談もできるため、「この時期だけどうしても気になる」など細かな悩みにも寄り添ってくれます。

  • SOPRA GINZA(ソプラ銀座):徹底カウンセリングとオールシザーのハサミ仕上げで、バリカンを使いたくない飼い主にもおすすめ。低刺激シャンプーや皮膚ケアも相談可能。

猿期のセルフケアに自信がないなら無理せずプロを頼ろう

無理なセルフカットや独自判断でのケアは、猿期のトラブル悪化の元。
「少しでも心配なことがあればすぐプロへ」これが猿期の鉄則です。
動物病院やトリミングサロンで定期的に状態を見てもらうことで、「これって大丈夫?」「本当に成長で抜けているの?」という不安もすぐ解消できます。
初めての飼い主さんも恥ずかしがらず、何でも相談してOK!
愛犬の個性や成長スピードに合った“世界で一つだけのケア”を、一緒に考えてもらいましょう。

まとめ:今の「ブサカワ」姿も一生に一度の思い出に

ポメラニアンの猿期は、飼い主さんにとっては驚きや不安が入り混じる時期ですが、実は一生に一度しか見られない「奇跡の成長ドラマ」でもあります。
ふわふわのベビーコートからスカスカの“お猿フェイス”を経て、再びモコモコのフルコートへ──そんな変化を経て、愛犬はどんどん大人に近づいていきます。

この時期の写真や動画を撮りためておけば、成犬になったあと「懐かしいね」「こんな顔だったんだ!」と家族の大切な思い出になるはず。

猿期のケアは、無理をせず・焦らず・プロと一緒に楽しくが鉄則。
正しいブラッシングと栄養、適度なシャンプー、バリカンNGの意識、寒さ対策やサロン活用で、トラブルなく美しい毛並みへと成長を後押ししましょう。

どんな“ブサカワ”な姿も、いまだけの大切な瞬間──愛情いっぱいで見守れば、必ず最高のポメラニアンに育ってくれます!

今日も明日も、この先も、あなたと愛犬に素敵な「もこもこストーリー」が続きますように。


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