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猫の緑内障とは?原因・症状・治療費・完治まで徹底解説

猫の目は美しく魅力的ですが、健康を保つためには注意が必要です。特に「猫」は、進行が早く失明や強い痛みを引き起こすこともある深刻な目の病気です。本記事では、猫の緑内障の基礎知識から症状、原因、最新の治療法、予防策までわかりやすく詳しく解説します。大切な愛猫の目を守るために、飼い主さんが知っておきたい情報をまとめました。緑内障のサインを見逃さず、早期発見・早期治療につなげましょう!

目次

猫の緑内障ってどんな病気?

猫の緑内障とはどんな病気なのか、猫の目の健康に関する基礎知識をわかりやすくご説明します。

猫の緑内障とは?

猫 緑内障は、眼球内の圧力(眼圧)が異常に高くなることで発症する目の病気です。眼圧の上昇により視神経が圧迫され、視野が狭くなったり失明に至ることもあります。強い痛みを伴うことが多く、早期の対応が重要です。猫の緑内障は発症すると急速に進行するケースもあり、放置すると数日から数週間で視力を失うことも。
目の異変を感じたら、すぐ動物病院を受診しましょう。

白内障との違い

猫の目の病気には「白内障」もありますが、白内障は水晶体が白く濁る病気で、緑内障とは発症メカニズムや治療法が異なります。白内障は進行が比較的ゆっくりで、手術による視力回復を期待できる場合もありますが、緑内障は突然発症し急激に進行することが大きな特徴です。
また、白内障の進行がきっかけで緑内障になるケースもあるので、関連性にも注意が必要です。

猫の緑内障の種類

猫 緑内障には主に「原発性緑内障」と「続発性緑内障」があります。原発性は生まれつきや遺伝的な要因で発症するまれなタイプで、多くの猫で見られるのは他の目の病気に続いて発症する続発性緑内障です。猫では片目だけに症状が出ることが多いですが、両眼同時に起こることもあります。
どのタイプも早期発見・早期治療が失明を防ぐカギです。

猫の緑内障の原因は?

猫の緑内障がなぜ発症するのか、主な原因とリスク要因を解説します。

続発性緑内障の主な原因

猫 緑内障の多くは、他の眼科疾患がきっかけで発症する「続発性緑内障」です。主な原因としては「ぶどう膜炎」「水晶体脱臼」「眼内腫瘍(虹彩メラノーマなど)」「前房出血」などが挙げられます。慢性的な炎症や出血、腫瘍が眼房水の流れを妨げ、眼圧を上昇させてしまうのです。
そのため、他の目の病気がある場合は特に注意が必要です。

原発性・先天性緑内障の存在

続発性に比べると稀ですが、原発性緑内障や先天性緑内障も存在します。これは目の内部構造の生まれつきの異常や遺伝的な要因によって発症します。猫種による発症のしやすさはあまり明確ではありませんが、どの猫にも発症の可能性はあります
若い猫や子猫で発症することもまれにあります。

猫の緑内障の症状は?

猫の緑内障に見られる初期症状や進行した場合の特徴的なサインについて詳しく解説します。

初期症状の特徴

猫 緑内障の初期には、目のしょぼつきやまばたきの増加、目やにや赤み、結膜の充血、角膜の白濁など、他の目の疾患と共通した症状が現れます。また、目を気にしてこすったり、まぶたを痙攣させる行動も見られることがあります
これらは非特異的症状で見逃しやすいですが、早期発見のためには日頃から愛猫の目をよく観察しましょう。

進行時の症状

緑内障が進行すると、瞳孔が常に大きく開いたままになる(瞳孔散大)、左右で瞳孔の大きさが違う、目が飛び出して見える(眼球突出)など、より特徴的な症状が現れます。強い痛みのため、顔や頭を触られるのを嫌がったり、元気や食欲が低下することも。短期間で急激に視力を失うことがあるため、症状が進んだ場合はすぐに獣医師の診断を受けることが大切です。

失明のリスクとQOLへの影響

猫 緑内障は、眼圧の異常高値が数日から数週間続くと視神経や網膜が障害され、失明に至るリスクが非常に高い病気です。失明自体も大きな問題ですが、強い痛みから生活の質(QOL)が大きく損なわれることも見逃せません。
痛みを我慢している猫は、普段と違う行動や表情を見せることがあるため、注意深く様子を見ましょう。

どんな治療をする?治療費は?

猫の緑内障の治療法や治療費の目安について、具体的に解説します。

点眼薬による治療

緑内障の治療の基本は、眼圧を下げる点眼薬の使用です。炭酸脱水酵素阻害剤(ドルゾラミドなど)、プロスタグランジン関連薬、β遮断薬(チモロールなど)など数種類の点眼薬を組み合わせて使うことが多いです。急性期や症状の重い場合は10~30分おきに頻回点眼が必要となることもあり、入院管理が推奨されるケースもあります
点眼治療は長期にわたることが多く、継続が重要です。

外科的治療とその選択肢

点眼薬だけで眼圧が下がらない場合や、痛みのコントロールが難しい場合は、レーザー手術や眼球摘出、義眼挿入などの外科的治療が検討されます。動物の眼科手術は高度な設備と専門的な技術が必要で、対応できる動物病院は限られます。特に眼球摘出は失明した場合や痛みを和らげるために行われ、猫のQOL向上に役立つことも
手術後も継続的なケアが必要な場合があります。

治療費の目安

治療費は、通院による点眼治療や検査で1回あたり約7,000円~10,000円程度が一般的です。急性期や入院が必要な場合、また外科治療を行う場合は十万円単位の費用がかかることも。治療を始めたばかりの時期は検査や薬剤が多く、費用が高額になりやすいため、あらかじめ動物病院で見積もりを確認しましょう。
ペット保険の活用も検討すると安心です。

猫の緑内障は完治する?

気になる「猫 緑内障」の完治の可能性や治療のゴールについて解説します。

緑内障は完治できる?

猫 緑内障は、発症後に視力が失われてしまうと、現状では視力の回復は難しいのが現実です。眼圧を下げる治療で進行を抑えることはできますが、一度障害された視神経や網膜の機能を回復させる方法はありません
そのため、早期発見・治療が何より大切です。

治療の目的と痛みのコントロール

治療の主なゴールは、視力の維持が可能な場合はできるだけ視力を守ること、視力を失った場合は痛みをしっかりコントロールし猫のQOLを守ることです。点眼薬や手術で眼圧を下げても痛みが取れない場合は、眼球摘出など外科的治療が選択されることも。「完治」よりも痛みの軽減が治療のゴールとなる場合が多いです。
飼い主さんの理解と協力が重要となります。

継続的なケアの大切さ

猫 緑内障は慢性的な管理が必要な病気です。点眼薬は長期間、場合によっては生涯続ける必要があります。また、定期的な眼圧の測定や目のチェックも欠かせません。途中でケアをやめてしまうと、再発や悪化のリスクが高まるため、動物病院としっかり連携しながら治療を続けましょう。

予防方法はある?

猫の緑内障を予防するために飼い主さんができることを解説します。

完全な予防は難しいが…

猫 緑内障の発症を完全に予防することは現状では難しいですが、リスクを減らすための方法はあります。最も重要なのは、関連する目の病気(ぶどう膜炎、白内障、水晶体脱臼など)を早期発見・早期治療することです。
定期的な健康診断や目のチェックを欠かさず行いましょう。

症状を見逃さない観察力

日頃から猫の様子や目の状態をよく観察することも、緑内障の予防につながります。目の赤み、しょぼつき、瞳孔の異常、目やにの増加などのサインを見逃さないようにしましょう。異変に気づいたらすぐ動物病院で診断を受けることが大切です。
素早い対応が失明のリスクを下げます。

全身の健康管理も重要

慢性腎臓病や高血圧など全身性疾患は、間接的に緑内障のリスクを高める場合があります。シニア猫は特に、定期的な血液検査や健康診断を受けることをおすすめします。全身の健康を守ることが、目の健康にもつながります
飼い主さんの愛情とケアが予防の第一歩です。

点眼のコツは?

猫 緑内障の治療で欠かせない点眼薬の上手なあげ方と工夫をご紹介します。

猫が嫌がらない点眼の工夫

猫に点眼するのはなかなか難しいものです。目薬を持った手を猫の頭や顔に添えると、猫が動いても一緒に手が動くのでブレにくくなりますエリザベスカラーをつけて点眼するのも、安定して行える方法です。
真正面からではなく、横や後ろから優しく点眼しましょう。

ごほうび作戦で点眼を成功

点眼後や点眼中にペースト状のおやつを与えるなど、ごほうびとセットにするのも効果的です。点眼のたびに嫌な思いをさせると、次第に逃げ回るようになってしまうので、優しく声をかけながら、できたらたくさん褒めてあげてください。
日々の点眼が猫にとって苦痛にならない工夫をしましょう。

無理せず獣医師と相談

どうしても自宅で点眼が難しい場合は、無理せず動物病院で点眼をお願いするのも選択肢です。点眼のやり方を獣医師やスタッフにしっかり教わり、家でできる範囲から少しずつ練習するのもおすすめ。
飼い主さん自身が焦らず、猫のペースに合わせて続けましょう。

まとめ

猫 緑内障は、早期発見と早期治療が失明や痛みの予防につながる、とても重要な眼科疾患です。初期症状は非特異的で見逃しやすいものの、日頃から猫の目や様子をよく観察し、異変があればすぐ動物病院を受診しましょう
点眼や外科治療などの選択肢があり、完治が難しい場合も痛みを和らげる治療で猫のQOLを守ることができます。
大切な愛猫の目を守るために、正しい知識と日頃のケアを心がけましょう。

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