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【チワワのライオンカット徹底解剖】尻尾アレンジ・たぬきカットとの違い・人気サロンのオーダー術まで完全ガイド!

チワワのカットは、見た目が変わるだけでなく性格まで違って見える不思議な魔法。
今回はその中でも大人気のライオンカットたぬきカットを中心に、尻尾アレンジやオーダーのコツまで、読みながらワクワクする情報をたっぷりお届けします。
愛犬の“かわいい”を最大限に引き出すヒントが満載なので、ぜひ楽しんで読み進めてくださいね。

目次

はじめに:チワワのカットは個性を引き出す魔法!

ロングコートチワワは、ふわふわとした飾り毛が魅力の犬種として知られています。
この美しい毛並みを活かすことで、さまざまなカットスタイルを楽しめるのが大きな特徴です。
特に近年注目を集めているのが、勇ましく凛々しい雰囲気をまとわせるライオンカットと、丸いフォルムで愛嬌があふれるたぬきカット
どちらも人気が高く、多くの飼い主さんがSNSに投稿していることから、チワワの定番カットとして地位を確立しています。
本記事ではこの2大スタイルを中心に、特に話題となっている尻尾アレンジや、トリマーさんに頼むときに失敗しないためのポイントなど、チワワのカットをもっと楽しむための情報をたっぷりと解説していきます。
これからチワワのカットスタイルを選ぶ方はもちろん、すでに何度もカットしている方も新しい発見があるはずですよ。
さあ、ここから“チワワの可愛さが爆発する世界”を一緒に探っていきましょう!

人気No.1!「チワワのライオンカット」の魅力と特徴

チワワのカットスタイルの中でも、とくに注目度が高くリピーターが多いのがライオンカットです。
首元の毛をふんわり残しながら体の毛をすっきり短く整えることで、まるで小さなライオンのような迫力と可愛らしさが共存する特別なスタイルに仕上がります。
SNSでの“映え”はもちろん、暑さ対策や日々のお手入れを楽にするという実用面でも支持されており、チワワの魅力を最大限に引き出す万能カットとして大人気。
ここでは、ライオンカットが似合うチワワの特徴やメリット・デメリットをたっぷり解説していきます。チワワの性格や毛量に合わせて選ぶヒントとして、ぜひ参考にしてくださいね。

ライオンカットが似合うチワワの特徴(毛色・体格)

ライオンカットが特によく映えるのは、毛量がしっかりとあり、首周りの飾り毛がふさふさと揺れるタイプのロングコートチワワです。
たてがみ部分をふんわり残すことで“王者感”が生まれ、体とのコントラストが強調されるため、小柄なチワワでも堂々とした雰囲気を演出できます。
とくに茶系やクリーム系の毛色はライオンらしさが際立つため、写真映えも抜群。
また、体格が細めのチワワでも、首元のボリュームが加わることでバランスが整い、全体の印象がふっくらと見えるメリットがあります。
もちろん毛色はブラックやホワイトでも可愛らしく仕上がりますが、より“ライオン味”を出したい場合は、ゴールド系の毛色の子が最もマッチしやすいと言えるでしょう。
毛量が少なめのチワワでも、トリマーさんのテクニック次第で自然にボリュームを出すことができるため、まずは一度相談してみるのがおすすめです。

メリット:夏場の暑さ対策と抜け毛ケアのしやすさ

ライオンカットが圧倒的に選ばれる理由のひとつが、暑い季節を快適に過ごすための工夫が詰まっている点です。
ロングコートチワワは毛量が多く、夏場は熱がこもりやすい構造になっています。
そこで胴体部分を短く整えることで風通しが良くなり、蒸れを軽減してあげられるのが大きな魅力。
もちろん、短くしすぎると紫外線のリスクがあるため、適度な長さを保ちつつ涼しさをキープできる点はまさにライオンカットならではです。
さらに、毛玉ができにくいため日々のブラッシングも格段に楽になり、抜け毛が部屋に舞い散る量も減少。
アウトドア派で汚れやすいチワワや、活発に走り回るタイプの子にもピッタリで、シャンプー時の乾かし時間も短くなるなど、お手入れ全般がとても快適になります。
忙しい飼い主さんにも人気の理由は、まさにこの“時短効果”の高さにあると言えます。

デメリット:直射日光や防虫対策が必要な点

魅力が多いライオンカットですが、注意しておきたい点も存在します。
胴体の毛を短く整えるため、皮膚が紫外線を受けやすく、夏場はとくに日焼けや熱中症のリスクが高まります。
そのため、日差しの強い時間帯の散歩は避ける、犬用の洋服で紫外線を防ぐなどの対策が欠かせません。
また、草むらに入ることが多い子は虫刺されに注意が必要で、カット後は特に蚊やノミ・ダニに刺されやすくなるため、防虫スプレーや予防薬の徹底が重要となります。
さらに、首元のたてがみ部分は残すため毛玉ができやすく、そこだけ丁寧なブラッシングが必要になる点も覚えておきたいところ。
このように、使い方次第でメリットにもデメリットにもなるカットなので、季節や生活スタイルに合わせて取り入れるのが理想的です。
しっかりケアをすれば、スタイルの良さと実用性を両立させることができますよ。

こだわりの見せ所!「ライオンカット」は尻尾のデザインで差をつける

ライオンカットと言えば、ふんわりとした“たてがみ”に注目が集まりがちですが、実は尻尾の仕上げこそ個性が最も出るポイントです。
チワワの尻尾は毛量がしっかりしているため、デザインの幅が大きく、スタイル次第で雰囲気が劇的に変化します。
ここでは、定番のライオンテールからアレンジ派に人気のスパイラル・ポンポン尻尾、そして自然派が好むふんわりテールまで、尻尾デザインを徹底解説。
「体は同じライオンカットでも、人とかぶりたくない!」という飼い主さんにもぴったりの情報をたっぷりお届けします。
ライオンカットに挑戦するなら、尻尾のデザインまでこだわることで、愛犬の可愛さは一段とレベルアップしますよ。

定番の「ライオンテール」:先端だけを残す基本スタイル

ライオンカットと聞いて多くの方がイメージするのが、このライオンテールです。
尻尾の根元からおよそ三分の二ほどの長さを短く整え、先端部分の毛だけを丸く残すデザインで、本物のライオンの尻尾のようなユニークで愛らしい仕上がりになります。
ロングコートチワワの場合、尻尾の毛量が豊富なので、先端に残した毛が“ポンッ”と丸く膨らみ、よりゴージャスな印象に仕上がるのが魅力です。
また毛が長く残る部分が少ないため、お散歩時に地面の汚れを拾いにくく、清潔を保ちやすいという実用面でのメリットもあります。
さらに、体の毛を短くするライオンカットでは全体のシルエットが細く見えがちですが、尻尾先をあえて丸く残すことで、バランスの良いフォルムに調整できる効果もあります。
短くカットされる部分が多く、毛玉もできにくいため、お手入れも楽で初心者にもチャレンジしやすいスタイル。
「はじめてライオンカットに挑戦するけれど、派手になりすぎないかな?」という飼い主さんにも安心しておすすめできる王道の尻尾デザインです。

個性を出す「スパイラル/ポンポン」アレンジ

「ほかのチワワと被りたくない!」という飼い主さんに人気なのが、尻尾を大胆にデザインするスパイラルテールポンポンテールです。
スパイラルテールは尻尾全体の毛を段階的に残していき、くるくるとした巻き髪のように見せるスタイルで、動いたときに毛のラインが揺れ、躍動感が出るのが特徴です。
一方、ポンポンアレンジは尻尾の複数箇所に丸い毛玉を残すデザインで、まるでアクセサリーのように可愛らしさを演出できます。
このスタイルは毛量が多いチワワだからこそ映えるため、ロングコートならではの特権と言えるでしょう。
また、デザイン性が高いにもかかわらず、実用性もしっかり確保できるところが魅力。
根元付近は短めに仕上げるため汚れづらく、残した丸い部分も意外とお手入れしやすいのです。
写真を撮ったときのインパクトも絶大で、SNS投稿すると「何この子!可愛すぎ!」と話題になりやすいスタイル。
普段から明るい性格のチワワや、ちょっとやんちゃな雰囲気を出したい子にもよく似合い、遊ぶたびに尻尾が揺れるたびに可愛さが何倍にも広がります。
季節のイベント(ハロウィンや誕生日)に合わせてアレンジする飼い主さんも増えており、創造性が光る尻尾カットとして非常に人気です。

あえて残す「ふんわりナチュラルテール」とのバランス

最後に紹介するのは、自然派の飼い主さんに根強い人気を持つふんわりナチュラルテールです。
尻尾全体を大きくカットせず、毛のバランスを少し整える程度でふんわり自然に残したデザインで、優しい雰囲気を出したい場合にぴったり。
ライオンカットは身体の毛が短くなるため、尻尾まで短くすると全体の毛量が減り、シルエットが寂しく見えてしまうことがあります。
そこで尻尾だけはボリュームを保つことで、全体のフォルムにリズムが生まれ、ふわっと柔らかな印象に仕上げられるのです。
特に子犬らしさを残したい場合や、可愛らしさを優先したい飼い主さんに好まれており、どの毛色のチワワにも自然に馴染む万能スタイル。
また、尻尾の毛は本来、感情表現のためにも重要なパーツで、ふわりと広がる尻尾は振ったときの可愛さが格別です。
動きに合わせてふわふわ揺れる様子は、まるで小さな妖精のような軽やかさを演出し、優しい雰囲気のチワワにとてもよく似合います。
お手入れはやや必要ですが、ブラッシングさえ丁寧にしてあげれば日常でも扱いやすく、自然体の美しさを引き出したい方に理想的な尻尾デザインです。
派手すぎず、でも地味すぎない“ちょうどいい存在感”を求める方には、まさにベストな選択と言えるでしょう。

もう一つの主役!「たぬきカット」の特徴とライオンカットとの違い

チワワのカットスタイルの中で、ライオンカットと双璧をなす人気を誇るのがたぬきカットです。
丸く柔らかなフォルムが最大の魅力で、思わず抱きしめたくなるような愛らしさがあふれるデザインとして多くの飼い主さんに親しまれています。
ライオンカットが“キリッと勇ましい”印象を演出するのに対し、たぬきカットは“ほっこり癒し系”の可愛さを演出するため、同じチワワでも仕上がりがまったく異なるのが特徴です。
ここからは、たぬきカットの魅力、ライオンカットとの比較、季節ごとの相性やお手入れ面の違いなどを徹底解説していきます。
どちらにしようか迷っている飼い主さんは、自分の愛犬の雰囲気や暮らしやすさをイメージしながら、ぴったりのスタイルを見つけてみてくださいね。

たぬきカットとは?丸みのあるフォルムで愛らしさ倍増

たぬきカットは、チワワの全体をふんわり丸いシルエットに仕上げるのが最大の特徴です。
耳や顔まわりを丸く整え、胴体のボリュームも適度に残すため、まるでぬいぐるみのような愛らしさが際立ちます。
特にロングコートチワワは毛が柔らかく密度もあるため、この“丸フォルム”が作りやすく、仕上がりが格段に可愛くなる傾向があります。
たぬきカットは顔の作りによっては似合わないこともありますが、丸顔のチワワや目が大きく優しい表情の子には抜群にマッチ。
「とにかく可愛い系にしたい!」「幼く見せたい!」という飼い主さんにおすすめの万能スタイルで、SNSでも人気が絶えません。
ただし、毛量が少ない子や、鼻が長めでシャープな顔立ちのチワワはたぬき感が出にくいため、トリマーさんと相談しながら形を調整するのがポイントです。
丸みを出すためには日々のブラッシングが欠かせませんが、その分仕上がりのふわふわ感は格別です。
たぬきカットは“癒し系の頂点”のような存在で、見ているだけで自然と笑顔になれる魔法のようなデザインと言えるでしょう。

ライオンとたぬき、どっちにする?スタイル比較表

ライオンカットとたぬきカットは、どちらもチワワに人気のデザインですが、印象やお手入れ方法は大きく異なります。
どちらが向いているか判断するための参考として、以下の比較ポイントをまとめました。
「どれを選んだらいいかわからない!」という飼い主さんは、この比較を見ながら愛犬の性格や体質、暮らし方に合わせて検討してみてくださいね。

項目 ライオンカット たぬきカット
見た目の印象 ワイルド・かっこいい・凛々しい 丸くて可愛い・幼く見える・癒し系
お手入れ頻度 身体は楽・たてがみ部分のブラッシング必須 全体的にふんわりキープのためブラッシング多め
季節との相性 夏向き(涼しい) 冬でも◎(ボリュームあり)

見た目の印象(ワイルド vs キュート)

この2つのカットの大きな違いは、何と言っても見た目の方向性です。
ライオンカットは勇ましい雰囲気をまとい、どこか堂々とした雰囲気を引き出せる一方、たぬきカットはまるく可愛らしく、幼い印象が強調されます。
同じチワワでも、ライオンカットにすると“頼もしさ”や“カッコよさ”が前面に出て、キリッとした姿に変身します。
反対にたぬきカットは“守ってあげたくなる可愛さ”が魅力で、ふんわりとした優しい雰囲気が漂います。
雰囲気をガラッと変えたい場合は、季節ごとにカットを切り替えるという楽しみ方もあります。
夏はライオンで涼しげに、冬はたぬきであったかく、というスタイルチェンジもSNSで人気のパターンです。
どちらも違った魅力があるため、愛犬のキャラに合わせて選ぶ時間もワクワクしますよね。

お手入れの頻度と難しさ

お手入れ面で比べると、ライオンカットは身体の毛が短いためブラッシングが比較的楽ですが、残した“たてがみ”部分が毛玉になりやすく、そこだけ丁寧なケアが必要になります。
一方たぬきカットは全体のボリュームを保つ必要があるため、毎日のブラッシングが欠かせません。
ただし、その分ふわふわ感が長持ちし、手をかけるほど可愛さが増していくのが魅力です。
暮らしの中でのお手入れの頻度は大きな差があるため、日頃の忙しさや、飼い主さんの負担にならないかを考えて選ぶのがおすすめです。
どちらも適切にケアすれば、美しさや可愛らしさがしっかり維持できますよ。

季節による向き不向き

季節性で見ると、ライオンカットは“涼しさ”を重視するため夏にぴったりです。
身体を短くすることで風通しが良くなり、蒸れを軽減できるのが魅力。しかし紫外線対策が必要になる点も忘れてはいけません。
対してたぬきカットは冬との相性が抜群で、ふわふわの毛が保温性を高め、見た目も温かみのある雰囲気になります。
特に寒がりな子、水分に弱い子、毛量が多くボリュームがある子には非常に似合いやすいのが特徴です。
季節ごとに「ライオン⇔たぬき」と変化を楽しむ飼い主さんも多く、チワワならではのスタイルチェンジを満喫できるのも醍醐味です。

失敗しない!チワワのカットオーダーのコツと注意点

チワワのカットは、たとえシンプルなスタイルであっても仕上がりを大きく左右する“オーダーの伝え方”がとても重要です。
特にロングコートチワワは毛の量・質感・生え方に個体差が大きいため、同じスタイル名をオーダーしても仕上がりが全く異なることがあります。
ここでは、カットで失敗したくない飼い主さん必見のオーダーのポイントや、注意しておくべきバリカンのリスク、そして季節ごとの長さ指定のコツまで、安心してカットを任せるための知識をたっぷり紹介します。
これらを知っておくだけで、次のトリミングがもっと楽しく、仕上がりに満足できるようになりますよ。

「切りすぎ」に注意!バリカン症(毛剃り後脱毛症)のリスク

チワワのカットで最も注意したいのが、身体の毛を短くしすぎることによって起きるバリカン後脱毛(毛剃り後脱毛症)のリスクです。
参考記事でも紹介されているように、バリカンを皮膚に近い位置ですれすれに当ててしまうと、一時的に毛が生えてこなくなったり、まばらにしか伸びない状態になることがあり、これは治療方法が確立されていません。
特に丸刈りや極端に短いサマーカットは危険性が高く、皮膚への刺激が強くなるため、炎症や日焼けなどのダメージを受けるリスクも増えます。
夏に涼しくしてあげたいという理由で短くしたい気持ちは理解できますが、被毛は本来、紫外線から皮膚を守り、体温調整を助ける役割を持っています。
そのため、皮膚が透けるほど短くするのは避け、最低でも6mm以上の長さを残すことが推奨されています。
バリカンを使う場合でも、すべてを短くするのではなく、定期的に“ハサミ仕上げで皮膚を休ませる”などの工夫が必要です。
長時間のトリミングが難しいシニア犬や、毛玉が多い場合はバリカンが適するケースもありますが、その場合でも短すぎない長さを必ず相談しましょう。
愛犬の皮膚と毛を守るためには、カット前にバリカンの刃の長さをトリマーさんと細かく確認しておくことが何より大切です。

トリマーに写真を見せる重要性と伝え方

カットオーダーで失敗しないために欠かせないのが、仕上がりの写真を複数枚持参することです。
“短めでお願いします”“丸くしてください”といった抽象的な表現だけでは、トリマーさんとのイメージが一致しないことが多く、仕上がりが思ったものと違う…というトラブルにつながりやすくなります。
写真は1枚だけでなく、前から・横から・背中・尻尾など、さまざまな角度のものを持っていくことで、トリマーさんも仕上がりのイメージを掴みやすくなります。
また、愛犬の毛質や骨格によっては理想の写真と完全に同じ形にできない場合もあるため、「この写真のここが好き」「丸さはこのくらい」「耳は短めに」など、要望を細かく説明するのがポイントです。
さらに、普段のお手入れ状況(ブラッシングの頻度や毛玉の有無)を伝えることで、トリマーさんは“愛犬に負担がかからない範囲”で最適なカット方法を提案してくれます。
トリマーさんとのコミュニケーションは、カットの成功を大きく左右します。
遠慮せず、思っていること・不安なこと・こだわりポイントをしっかり伝えましょう。
愛犬にとって心地よいカットに仕上げてもらうためには、飼い主さんとの情報共有が欠かせません。

季節に合わせた長さ指定(サマーカットの落とし穴)

季節に合わせたカットの長さ指定は、一見シンプルに思えますが、実は失敗が多い部分でもあります。
夏はどうしても短めにしたくなりますが、短すぎるサマーカットは暑さ対策にならないどころか、皮膚に直接日光が当たることで体温が上昇し、逆に熱中症のリスクを高めてしまいます。
また、紫外線によって皮膚が炎症を起こしやすくなるため、夏こそ適切な長さを残すことが重要です。
6mm以上の刃を使うのが望ましく、10mmでも十分すっきりするため、短すぎるカットは避けたほうが安心です。
逆に冬は自然な長さを保ちつつ、毛量が多すぎて蒸れる部分(お腹やお尻、足回り)だけ部分的にカットするスタイルが人気です。
また、季節問わず行われる“たぬきカットや丸耳カット”などデザイン性重視のカットは、長さよりも形を重視するため、季節に左右されにくいスタイルと言えます。
どの季節でも大切なのは、愛犬の皮膚の状態や生活環境に合わせて調整すること。
散歩量が多い子、外遊びが好きな子、寒がり・暑がりの性格なども踏まえて、トリマーさんに相談しながら長さを決めるのがベストです。

ライオン・たぬき以外も!人気のアレンジカットスタイル5選

チワワの魅力は、カットスタイルによってまったく違う表情を見せてくれるところにあります。
ライオンカットやたぬきカットのような定番も素敵ですが、実はチワワにはアレンジ次第で無限のスタイルを楽しめるポテンシャルがあります。
ここでは、特に人気が高く「うちの子に試してみたい!」と飼い主さんの心をくすぐるアレンジカットを5つ紹介します。
愛犬の雰囲気・毛質・性格に合わせて選ぶことで、世界にひとつだけの“似合わせスタイル”が完成しますよ。
季節イベントや写真撮影にも映えるカットなので、ぜひ次のトリミングの参考にしてくださいね。

1. 柴犬(豆柴)カット:スッキリ短めが好きな方に

柴犬カットは、チワワの立ち耳とシャープな輪郭を活かして豆柴のようなキリッとした雰囲気に仕上げるスタイルです。
顔まわりを丸くしすぎず、耳の形がくっきり見えるように整えるため、すっきりとした印象が生まれます。
ロングコートチワワのふわふわ感が抑えられ、“キリッと可愛い”という絶妙なバランスが魅力で、男の子にも女の子にも似合いやすい万能カットと言えるでしょう。
体も短めに整えることで、抜け毛対策になったり、日常のお手入れが楽になるメリットもあります。
ただし短くしすぎると紫外線の影響を受けやすいため、季節を考慮しながら長さを調整するのがポイント。
とくに夏場は“風通しよく、でも短すぎない”適度な長さにすることで、見た目と健康を両立できます。
写真映え効果も高く、SNSでも非常に人気の高いチワワの定番アレンジです。

2. 桃尻カット:お尻の汚れ防止と可愛さを両立

ふわっと丸いフォルムが魅力の桃尻カットは、後ろ姿の可愛さが爆発するスタイルとして特に支持されています。
お尻周りの毛を丸く整え、桃のようなシルエットに仕上げることで、歩くたびにふりふり揺れる姿がたまらない可愛さを演出。
さらにお尻は汚れやすい部分でもあるため、このカットは見た目と実用性を両立できるのが最大のメリットです。
トイレ後の汚れが付きにくくなり、清潔を保ちやすく、日々のお手入れが格段に楽になります。
もともとロングコートチワワは被毛が柔らかく絡まりやすいため、桃尻にすることで毛玉の予防にも効果的。
ただし桃尻の丸みをキープするには定期的なメンテナンスが必要で、しばらく放置すると形が崩れてしまう点には注意が必要です。
季節を問わず楽しめるカットなので、季節のイベント写真にもよく映えますよ。

3. ミッキー(丸耳)カット:耳の飾り毛を丸くデザイン

“ミッキーマウスみたい!”とSNSで人気を博しているのが丸耳カットです。
耳の飾り毛を丸く整えてディズニーキャラのようなキュートなシルエットを作るため、可愛らしいチワワにしたい方にはぴったりのスタイル。
とくに耳が大きなチワワや耳毛がしっかり伸びるタイプの子は、このカットが非常によく映えます。
丸耳カットは顔まわりの毛量によっても印象が大きく変わり、たぬきカットと組み合わせれば“ゆるふわ可愛い系”、スッキリめの仕上げにすれば“ミニキャラクター系”といったようにテイストを自在に変えられるのも魅力。
注意点として、耳毛は伸びるのが早い部分でもあるため、頻繁なメンテナンスが必要です。
こまめに整えてあげることで可愛さを長くキープできます。
写真映え効果が抜群なため、初めてアレンジカットに挑戦する飼い主さんにもおすすめのスタイルです。

4. サマーカット:機能性重視の夏仕様

「夏だからとにかく涼しくしてあげたい!」という飼い主さんに選ばれるのがサマーカットです。
全身の毛を短めに整えることで風通しがよくなり、蒸れやすい季節でも清潔を保ちやすいのがメリット。
ただし参考記事にあるように、チワワは短くしすぎると逆に熱中症のリスクが上がる犬種であることに注意が必要です。
紫外線が皮膚に直接当たるため、火傷や炎症につながりやすく、バリカン後脱毛を起こす可能性もあります。
そのため、サマーカットをする際は6mm以上の長さを残し、暑さ対策と皮膚の保護を両立するのが理想的。
体は短めにしても、顔まわり・首まわり・尻尾など、アクセントを残すことで可愛さをキープできます。
夏限定のアレンジとして毎年楽しむ飼い主さんも多く、機能性を求める方にとっては心強いカットと言えるでしょう。

5. モヒカン・恐竜カット:男の子におすすめのハード系

個性派チワワにぴったりなのがモヒカンカット恐竜カットのようなハード系スタイルです。
頭頂部や背中に毛を残し、モヒカンのように尖らせたり、連続したトゲのように整えることで、ほかの子とは完全に差がつくユニークなデザインに仕上がります。
ロングコートチワワは毛量が多いため、このような立体カットがとても映えます。
特に明るい毛色の子は陰影が出やすく、より迫力ある仕上がりになるのが魅力です。
ただしモヒカンや恐竜カットはバランスの取り方が難しく、トリマーさんの技術によって仕上がりが大きく変わるため、デザインカットが得意なサロンに依頼するのがおすすめ。
歩いたときや走ったときの躍動感がとても可愛く、イベントや仮装に合わせて取り入れると一気に主役級の存在感になります。
「とにかく目立ちたい!」「うちの子だけの特別スタイルにしたい!」という飼い主さんにぴったりの冒険的カットです。

【実例紹介】チワワの似合わせカットが得意な人気トリミングサロン

チワワのカットは、犬種の中でも特に“似合わせ力”が問われるデザインです。
顔の骨格や毛のクセ、毛量、体の大きさなどの個体差が大きいため、どのサロンにお願いするかで仕上がりがまったく変わります。
ここでは、特にチワワのデザインカットに強い実力派サロンを3つ紹介します。
ライオンカットやたぬきカット、アレンジカットなど、細部までこだわりたいなら、トリマーさんの“技術力”と“提案力”が非常に重要です。
各サロンの特徴をたっぷり解説するので、次のトリミング先選びの参考にしてみてくださいね。

東京・世田谷「Trimming Salon Figoo(フィゴー)」

Figoo(フィゴー)は、SNSで話題になるほどデザインカットの再現度が高いと人気のサロンです。
チワワの柔らかい被毛の扱いに慣れているため、丸いシルエット・シャープなシルエットのどちらも得意とし、「写真通りに仕上げてくれる」と口コミ評価が高いのが特徴。
特にライオンカットの“たてがみ作り”や、たぬきカットの“丸みのバランス”が上手く、丁寧なハサミ仕上げによって自然で可愛い立体感を作り上げます。
また、カウンセリングが非常に丁寧で、飼い主さんの要望を聞きながら、愛犬に似合う長さ・形の提案をしてくれる点も安心ポイント。
技術力に加えて、落ち着いた店内環境も魅力で、怖がりなチワワでもリラックスして過ごせます。
「確実に可愛く仕上げたい」「初めてカットに挑戦する」という飼い主さんにも心強いサロンです。

全国展開「SOPRA GINZA(ソプラ銀座)」

全国に店舗を構えるSOPRA GINZAは、徹底したケアと高品質な施術で人気の大型サロンです。
特に皮膚・被毛ケアに詳しいトリマーが多く在籍しているため、チワワの敏感な皮膚にも配慮したカットをしてくれるのが魅力。
ロングコートチワワは毛質が柔らかく絡みやすい特徴がありますが、こちらのサロンでは毛玉ができないように適切なコーミングと下処理を行い、美しい仕上がりにつなげてくれます。
デザインカットにも対応しており、ライオンカットや丸耳カットなどの人気スタイルはもちろん、希望すればオリジナルのアレンジを提案してくれることも。
また、店舗数が多くアクセスしやすいため、定期的なケアが必要なチワワには通いやすい点もポイントです。
「皮膚が弱い」「毛が絡まりやすい」「いつもより丁寧にケアしてほしい」という飼い主さんに特におすすめです。

大阪・南堀江「FaFa(ファファ)」

関西圏で特に有名な人気サロン「FaFa(ファファ)」は、可愛らしさを最大限に引き出す“甘めスタイル”が得意なサロンです。
韓国風のトリミングデザインが流行している近年、チワワにも適用できる丸みシルエットや柔らかい印象作りに定評があり、たぬきカットや丸耳カット、ナチュラル仕上げとの相性も抜群。
トリマーの提案力が高く、「この子はこの長さが似合う」「顔の丸みをこう作るとさらに可愛い」といった細かいアドバイスがもらえるのが魅力です。
また、サロン内の雰囲気がおしゃれで写真撮影スポットが用意されている店舗もあり、トリミング後の写真を楽しみに通う飼い主さんも多いほど。
「甘めでかわいい系の仕上がりが好き」「SNS映えするスタイルにしたい」という方に最適なサロンです。
大阪近辺の飼い主さんから絶大な支持を集める理由が、施術の丁寧さと提案力にあると言えるでしょう。

チワワのカットに関するよくある質問(FAQ)

チワワのカットについては、飼い主さんが抱きやすい疑問が多く、「どれくらいの頻度でカットすればいい?」「自宅でカットしていいの?」「シニア犬はどうするの?」など、状況によって知っておきたいポイントがたくさんあります。
ここでは、参考記事の内容を踏まえつつ特に質問の多いテーマをピックアップし、わかりやすく丁寧に回答していきます。
初めてカットをお願いする方はもちろん、すでに通っている方でも意外と知らない知識があるかもしれません。
健康面・安全面にもかかわる内容ばかりなので、大切な愛犬のためにもぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

Q. カットの料金相場と頻度は?

チワワのカットの頻度は、ロングコート・スムースコートともに1〜2ヶ月に1回程度が目安です。
特にロングコートチワワは毛が一定の長さまで伸びると止まるという特徴があるため、必要以上に頻繁にカットしなくても大丈夫ですが、シャンプーは1ヶ月に1回のペースが理想的です。
料金相場については、参考記事にあるように5,000円〜10,000円が一般的で、地域やサロンの質、オプションの有無によって変動します。
シャンプーのみなら3,500円〜、部分カットや毛玉除去は500円〜と、追加料金が発生することもあります。
また、施術時間はカット込みで2〜3時間程度が標準で、シャンプーのみなら1時間〜1.5時間ほどで完了。
チワワは小型犬の中でも比較的施術がスムーズに進むことが多いですが、毛量が多い子や嫌がりやすい子は時間が長くなるケースもあります。
トリマーさんと相談しながら、無理のないスケジュールで予約するのがおすすめです。

Q. 自宅でライオンカットやお尻のケアはできる?(セルフカットの注意点)

自宅でのセルフカットは、足裏・お尻周り・ちょっとした部分のカットであれば可能ですが、スタイルカット(ライオンカット・たぬきカットなど)は難易度が高いため、基本的にはプロに任せるのが安全です。
愛犬を押さえながらカットする必要があり、慣れていないとケガをさせてしまう危険があります。
特にライオンカットは「たてがみの丸み」「体との自然な境界」「尻尾のデザイン」など細かな調整が必要で、素人では左右のバランスが崩れやすく、形がガタガタになることも…。
もし自宅で部分カットをする場合は、スキバサミを使って毛量を少しずつ減らしていく方法が安全です。
毛の流れに逆らわず、少しずつカットするのがポイントで、いきなり長く切ってしまうと修正が難しくなります。
お尻・足裏・目の周りなどは衛生面で必要な部分なので、道具だけ揃えればケアしやすいですが、スタイルを整える目的でのカットはサロンに依頼するほうが美しく安全に仕上がります。
どうしても自宅で全身をカットしたい場合は、時間を短く済ませたい子やシニア犬に合わせて、バリカンとスキバサミを併用し、こまめに休憩を挟みながら慎重に進めてください。

Q. シニア犬(老犬)にカットは負担になる?

シニア犬にとってトリミングは体力・精神力ともに負担が大きいため、スタイルカットよりも“最低限のケア”を中心にするのが理想です。
参考記事にもある通り、足裏カット・お尻周りのケア・爪切りなどの必要最低限を優先し、無理に全身をカットする必要はありません。
全身カットをする場合でも、ハサミだけで長時間かけると負担が大きいため、短時間で終わるバリカンを活用するのがおすすめです。
ただし、バリカンも短すぎると皮膚トラブルを起こすリスクがあるため、6mm以上の刃を使ってもらうと安心。
また、トリミング中に体調が急変することもあるため、シニア犬の場合は飼い主さんがサロンの近くで待機したり、できれば動物病院併設サロンで行うのが安全です。
高齢になると関節が弱くなったり、立つ姿勢が長時間キープできないこともあるため、施術台に立つ時間を短くしてもらうなど、負担を減らした工夫を依頼しましょう。
シニアのチワワにとって一番大切なのは“可愛さより安全”。
その子の体調・持病・ストレスの程度に合わせて、できる範囲で快適に過ごせるカットを選びましょう。

まとめ:愛犬の個性とライフスタイルに合ったカットを楽しもう

チワワはその小さな体と大きな瞳、そして豊かな飾り毛で、どんなカットスタイルにも良い意味で“大変身”できるポテンシャルの高い犬種です。
今回紹介してきたライオンカットたぬきカット、さらにアレンジカット5選など、ほんの少し形を変えるだけでまったく違った雰囲気になるため、カットの選び方ひとつで愛犬の新しい魅力を発見できます。
それぞれのスタイルにはメリット・デメリットがあり、お手入れのしやすさや季節性、生活環境、愛犬の性格や年齢によって向き不向きがあります。
だからこそ、飼い主さんが「どんな印象にしたいか」「愛犬にどれだけ負担をかけずに楽しめるか」を考えることがとても大切です。
トリマーさんへ写真を見せながら丁寧にオーダーすることで、より理想に近い仕上がりになり、愛犬の魅力を最大限に引き出すことができます。
そして、チワワはデザインカットが楽しめる犬種であると同時に、皮膚が敏感で毛質が繊細な犬種でもあります。
短すぎるバリカンカットは避け、皮膚の健康を守りながら、適切な長さ・形でスタイルを選ぶことが大切です。
季節ごとにスタイルを変えてみるのも良し、尻尾のアレンジで個性を出すのも良し、王道の丸み系で癒し路線を極めるのも良し。
どの選択も、愛犬の可愛さを引き立てる“正解”になります。
ぜひ今回の内容を参考に、チワワならではの多彩なカットスタイルを楽しんでくださいね。
あなたと愛犬にぴったりの、とびきり可愛いスタイルが見つかりますように。

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