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ミニチュアダックスのカット完全ガイド!「しない」派のメリットから自宅でのやり方、人気スタイルまで

ミニチュアダックスはそのままでも愛らしさ満点!
でも「カットは必要?」「サマーカットって大丈夫?」と悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、「カットしない」派のメリットから自宅での部分ケア、プロに任せるべきポイント、ダックスならではの人気カットスタイルまで徹底網羅!
ダックスとの毎日がもっとハッピーになるよう、知っておきたい正しいお手入れ方法やオーダーのコツも大ボリュームでお届けします。

目次

そもそもダックスにカットは必要?「カットしない」という選択肢

「ミニチュアダックス カットしない」という検索が多い理由、それは本当にダックスにカットが必要なのか疑問を持つ飼い主さんが増えているから。
プードルやシュナウザーといった“カット犬種”とダックスの違いを明確にしつつ、カットしない派にこそ知ってほしい基礎知識を、わかりやすく解説します。

本来は「プラッキング」?ダックスの毛質の基礎知識

ダックスフンドにはスムースヘアー・ロングヘアー・ワイヤーヘアーの3タイプがありますが、どのタイプもダブルコート(二層構造の被毛)が大きな特徴です。
トップコートは太くてハリがあり、アンダーコートは柔らかくて密集。
この二層構造のおかげで外部の刺激や寒さ・汚れから体を守ることができます。
特にワイヤーヘアードタイプは、本来「プラッキング」と呼ばれる“毛を抜いて整える”独特のお手入れが正解。
一方、ロングヘアータイプはプラッキング不要で、ある程度まで伸びると自然に生え変わる仕組み
つまり、トイプードルのように「毛が伸び続ける→カットが必須」という犬種とはまったく違い、健康上は「カットしなくても問題がない」のがダックスフンド最大の特徴です。

あえて「カットしない」メリットと「ナチュラルスタイル」

最近じわじわ人気なのが、ダックス本来の飾り毛や毛流れを楽しむ「フルコート(ナチュラルスタイル)」。
カットせずに毛先の自然なウェーブやしっぽ、胸毛の流れを活かすことで、ヨーロッパ的な優雅さ・クラシカルな雰囲気を存分に味わえます。
カットを繰り返さないことで、毛質の変化やバリカン負けも防げ、皮膚の健康も守れます。
とくにロングヘアードダックスは「毛を短くしない=抜け毛が減る」「ふわっとした毛並みが維持できる」など、ナチュラル派ならではのメリットがたくさん。
もちろん、毎日のブラッシング・汚れチェックは必須ですが、ダックスならではの美しい被毛を最大限に楽しめるのが“カットしない派”の特権です。

注意!「サマーカット」で毛が生えてこなくなるリスク

暑い季節や毛玉対策で「サマーカットに挑戦したい!」と思う方も多いですが、ここには大きな落とし穴が…。
ダックスの被毛は、バリカンで3mm以下など短く刈り込むと“バリカン後脱毛症”という深刻なトラブルが起こる可能性があります。
これは、毛が生え変わるサイクルが狂い、再び伸びてこなくなる・色が薄くなる・毛質がパサつくなどの症状が出ること。
特にポメラニアンやダックスに多く報告されており、短すぎるサマーカットには絶対に注意しましょう。
サロンでサマーカットをお願いする場合も、ハサミで毛先を整える“長さを残した安全なカット”が基本
短くても6mm以上、可能なら10mm前後の長さを残すと安心です。
迷ったら「できるだけ長さを残してほしい」と必ずオーダー時に伝えましょう。

機能性と可愛さを両立!ダックスの人気カットスタイルカタログ

「ダックス カット」で検索する方の多くは、「見た目のおしゃれさ」だけでなく「汚れ対策」「快適さ」「自分でお手入れしやすい形」にもこだわりたいもの。
ここでは、愛犬の健康や日々の暮らしに役立つ“機能美”も重視した、ダックスならではの人気カットスタイルをたっぷりご紹介します。
ミックス犬や多頭飼いのご家庭にもきっとヒントになるデザインが見つかるはず!

【人気No.1】清潔&若見え「飾り毛スッキリカット(アウトラインカット)」

迷ったらまずはコレ!
ダックスフンドは被毛が一定以上伸びないため、トイプードルのような“まるごとカット”は不要ですが、「飾り毛だけスッキリさせたい」というニーズは非常に多いです。
特にロングヘアードやミックスの子は、胸毛やお尻、内もも、耳、しっぽの飾り毛がふわふわと伸び、汚れやすく、もつれやすいポイント。
飾り毛スッキリカット(アウトラインカット)は、こうした部分だけをハサミで自然に整えて丸みを作るので、若々しく、かつ清潔感がぐっとアップします。
背中や胴体の毛をそのまま残すことで、ダックス本来のシルエットも維持でき、写真映えも抜群。
「初めてカットに挑戦する」「健康上トリミングを最小限にしたい」というご家庭にも最適なスタイルです。

【夏におすすめ】3mmは危険?長さを残した「シザー仕上げのサマーカット」

「暑さ対策」「毛玉防止」「お散歩後のお手入れを楽にしたい」…そんな時に人気なのがサマーカットですが、バリカンで刈り込みすぎるのはNG
ダックスはバリカン後脱毛症が起こりやすいので、全身カットなら最低6mm、できれば10mm以上の長さを残すのが安心です。
実は、プロのトリマーさんも「バリカンではなくハサミ(シザー)仕上げ」で全体を短く整えることが多いのもこのため。
背中や胸毛、足回りを均等に短くすることで、通気性も良く、見た目もスッキリします。
「サマーカットはしたいけど皮膚や毛質が心配」という方は、「バリカンは使わずハサミで短めに」とオーダーしましょう。

【個性派】愛嬌たっぷり「ライオンカット」&「ハイエナカット」

他の子と差をつけたい!そんな方に大人気の変身系デザイン。
「ライオンカット」は胸毛や首回り、頭をふわっと長めに残し、胴体やお尻・足は短く刈るスタイル。
尻尾の先をまあるく仕上げることで、まさにミニライオンのような勇ましさと可愛さが共存します。
「ハイエナカット」は背中の中央だけ毛を残してタテガミ風にし、脇腹や足はすっきり短めに。
ワイルドな雰囲気が好きな飼い主さんや、個性的な写真をSNSで残したい方にもおすすめ!
デザイン性が高いぶん、日々のブラッシングやシャンプーもポイント。
毛玉やもつれ対策をしながら、ぜひ楽しんでみてください。

【部分ケア】特徴的な耳を可愛く!「おかっぱ」&「耳ふちカット」

ダックスのチャームポイントといえば長いお耳。
その可愛さを最大限引き出すのが「おかっぱカット」「耳ふちカット」です。
おかっぱカットは耳のラインを真っ直ぐに整えることで、コロンとした幼い印象に。
逆に、丸くカットした「耳ふちカット」は優しく上品な雰囲気を演出できます。
耳の毛が汚れやすい子や、毛玉ができやすい場合は、思いきってサマーカット風に短くしてみるのもおすすめ。
左右非対称のアシメカットや、カラーリングを加えるアレンジも可能なので、写真を見せて具体的にオーダーするのが大成功の秘訣です。

初心者でもできる?ミニチュアダックスの「カットの仕方」と道具

ミニチュアダックスは本来「全身カット不要」の犬種ですが、
生活しているとどうしても気になる部分――足裏、肛門まわり、飾り毛などは、自宅でも簡単にお手入れできるポイントカットがあります。
ここでは「ミニチュアダックス カットの仕方」で検索される内容に完全対応し、
飼い主さんが安全にできる最低限のケアだけを丁寧に解説します。
全身カットは危険が多いので、あくまで“部分ケア専用”としてご覧ください。

自宅カットに必要な「三種の神器」(スリッカー、コーム、部分用バリカン)

ダックスのお手入れは、道具選びが9割と言っても過言ではありません。
特にロングヘアードタイプは飾り毛が絡まりやすいため、毎日のブラッシングが健康維持に直結します。
準備したい“3つの必須アイテム”はこちら。

スリッカーブラシ
毛玉予防の基本アイテム。根元の死毛をしっかり落とすことで、清潔を保てます。
毛先から順に、優しく少しずつほぐすのがコツ。

コーム(くし)
ブラッシング後の仕上げに使うことで、見落としがちな小さな毛玉を発見できます。
ダックスの胸毛や内ももは特にもつれやすいので、念入りに。

部分用バリカン(ペット用)
足裏や肛門まわりのケアに絶対必要。刃が短いミリ数のものを選びましょう。
コードレスで音が静かなタイプは、怖がりの子でも安心して使えます。

道具を揃えるだけで、日々のお手入れの負担が大幅に軽減されます。
まずは“安全にできる部分”だけ取り入れることが、ダックスの自宅カットの鉄則です。

【図解】転倒防止!「足裏(パット)」のカット手順

ダックスフンドは胴が長く、フローリングや床で滑ると椎間板ヘルニアにつながりやすい体型です。
「足裏の毛が伸びて滑る」という理由で動物病院に来る子も少なくありません。
そこで、自宅で必ず覚えてほしいのが“足裏カット”。

■ 手順(安全第一)
1. 愛犬を座らせ、後ろから優しく支える(動く子は無理をしない)
2. 部分用バリカンの電源をONにしてすぐ当てるのではなく、まず音に慣らす
3. バリカンの刃を足裏に対して平行にあて、小さい肉球→大きい肉球へ向かってゆっくり進める
4. バリカンは根元から深く入れず“毛先だけ刈る”イメージ
5. 指の間を無理に広げない(皮膚を切りやすい)

POINT:バリカンをONにしたまま置いておくと刃が熱を持ち、ヤケドリスクがあります。こまめにOFFに。

足裏を短く整えるだけで、グリップ力が上がり、転倒や滑りによる事故のリスクが大幅に減ります。

【図解】衛生面を守る「肛門周り・お尻」のカット手順

「うんちが毛につきやすい」「汚れが落ちにくい」…そんな悩みを解決するのが肛門まわりのカットです。
ダックスの飾り毛はお尻周りにも広がりやすいため、短くしておくと圧倒的に衛生的!

■ 手順(ひし形 or 逆V字カット)
1. しっぽを優しく持ち上げ、肛門周辺の毛をコームで浮かせる
2. 肛門を中心に、小さな“ひし形”または“逆V字”に短く整える
3. 刃先を肛門に向けない(最重要)
4. サイドの毛は太もものラインに沿って自然につなげる
5. 最後にコームで馴染ませて完成

清潔/におい防止/お手入れ時のストレス軽減に効果抜群で、特にロングヘアードダックスには必須とも言える部分です。

全身カットはプロへ!自宅で失敗しやすいポイント

ダックスに限らず、全身を自宅でカットするのは非常に難易度が高いです。
理由は以下の通り。

● 皮膚が薄く、ハサミの刃先が触れただけで怪我につながる
● ダブルコートで毛が詰まりやすく、虎刈りになりやすい
● 体型や骨格に合わせてバランス調整するプロの技術が必要
● バリカン後脱毛症のリスクを素人判断で回避できない

そのため、自宅で行うのはあくまで「部分」「衛生」「安全」のためのカットのみに留めましょう。
全身のバランスを整えるカットは、必ず経験豊富なトリマーへ相談してください。

ダックス専門や技術に定評あり!おすすめトリミングサロン実例

ミニチュアダックスは「カットしなくてもいい犬種」ですが、部分ケアや飾り毛カット、デザインカットを依頼するなら、ダックスの骨格・毛質を熟知したサロンを選ぶことがとても重要です。
ここでは、全国でも特に“ダックスの施術経験が豊富”と評判の高い実例サロンを紹介します。
皮膚トラブルに配慮してくれたり、シニア犬にも優しい接客をしてくれたりと、安心してお任せできるサロンばかり。
初めての飼い主さんや、失敗経験のある方にもおすすめです。

【東京・世田谷】ダックスフンド専門店「DOG EAR(ドッグイヤー)」

ダックスフンドの魅力を知り尽くした“ダックス専門サロン”。
DOG EARは、もともとダックスブリーダーが運営するお店で、骨格、毛量、被毛の癖、皮膚の弱点などを熟知しています。
「ダックスはカット不要」という前提を理解したうえで、必要最低限のケア+似合わせカットを提案してくれるのが最大の魅力。

● 飾り毛スッキリカット(胸・お尻・お腹・耳)
● ロングコートの毛玉対策カット
● ほんのり若返りを狙ったフェイスカット
● 肛門周り・足裏の衛生ケア

特に「どこまで切るべき?」「切らないほうがいい?」と迷ったとき、最も頼りになるサロンです。
シニア犬の対応も丁寧で、声かけをしながらゆっくり施術してくれるため、不安の多い飼い主さんからの信頼も非常に厚い店舗です。

【全国・主要都市】安心のホスピタリティ「SOPRA GINZA(ソプラ銀座)」

全国展開するトリミングサロンの中でもトップクラスの“ケア重視サロン”。
SOPRA GINZAは、体への負担を最小限にする施術、丁寧なカウンセリング、皮膚トラブルや体型に合わせたカット提案が口コミでも高く評価されています。
ダックスのようなダブルコート犬種は、サロンの技術により仕上がりが大きく変わるため、シザー仕上げ・バリカンの使い方・毛質への配慮がとても重要。
その点、SOPRA GINZAのトリマーは犬種ごとの毛質を細かく判断し、必要以上に毛を削らず、優しい仕上がりを大切にしてくれます。

● シニア犬に優しい負担軽減トリミング
● ロングコートの飾り毛部分カットが丁寧
● バリカンを使う場合も“短すぎない仕上がり”を徹底
● 初心者でも相談しやすいカウンセリング

「他のサロンで短くされすぎた…」という経験のある飼い主さんにも安心しておすすめできる、信頼度の高いサロンです。

失敗しないサロン選びのポイント

サロン選びで迷ったときは、以下のポイントをチェックすると安心です。

ダックスの施術例が多いかどうか(SNS・HPで確認)
「切らない選択肢」も提示してくれるか
皮膚・毛質・年齢に合わせた配慮があるか
バリカンを慎重に扱ってくれるか
シニア犬への対応が丁寧かどうか

ダックスは一見シンプルな犬種に見えますが、実は「カット適性が難しい犬種」。
経験のあるサロンを選ぶだけで仕上がりが大きく変わるので、ぜひ上記の基準を参考にしてみてください。

トリミングサロンでの失敗しないオーダー方法

「イメージと違う!」「短すぎてショック…」――そんなトリミング失敗談、実はダックスでもとても多いんです。
ダックスは“カット犬種”ではないため、トリマーとのコミュニケーションが仕上がりを大きく左右します。
ここでは、ダックスならではの失敗しないオーダーのコツと、特に気をつけたいポイントを徹底解説。
愛犬が一番可愛く見えるカットを実現するための、実践的なテクニックをご紹介します。

「短くしてください」はNG!写真とセンチ指定が必須

「短めに」「すっきり」と言っただけでは絶対に伝わりません!
ダックスは被毛の密度や体型の個体差が大きい犬種。
同じ「短め」でもトリマーによって解釈が全く異なり、思っていた以上に短くなってしまった、という失敗が多発しています。
そのため、● 理想のカット写真(複数枚)
● 「耳は指1本分残す」「体は2センチ残す」など具体的な長さ指定

を必ず用意してオーダーすることが必須。
NGなスタイルやこだわりポイントも事前に伝えておくことで、仕上がりのイメージ違いを最大限防げます。

バリカンを使うか、オールシザー(ハサミ)かを確認しよう

ダックスはバリカン後脱毛症(毛刈り後脱毛症)のリスクがあるため、「どの道具でカットするか」を必ず確認しましょう。
「サマーカット」や「全身短く」というオーダーでも、バリカンで短く刈るのと、ハサミ(シザー)で長さを調整するのとでは、毛質への負担がまったく違います
迷ったら「なるべくハサミで自然に短くしてほしい」「バリカンを使う場合は最低6mm以上で」と細かく伝えましょう。
また、部分的なカット(飾り毛や耳・足裏・肛門周り)以外はバリカンを使わない選択肢も◎。
気になる点があればその場で相談し、疑問はすべてクリアにしてから施術を始めるのが成功の秘訣です。

イメージのすり合わせは「カウンセリング重視」で

はじめてのサロンや担当者が変わる場合は、必ず事前カウンセリングをお願いしましょう。
「どんなイメージにしたいか」「普段のお手入れ状況」「家族の希望」などをしっかり伝えることで、仕上がりの満足度が格段に上がります。
ダックスは、耳の毛や胸毛など飾り毛の残し方ひとつでガラリと印象が変わるため、迷ったらトリマーの意見も積極的に聞いてみてください。
特に「初めてカットに挑戦する」「以前に失敗したことがある」など、不安がある場合は、遠慮なく何でも相談できる関係性が理想です。
カウンセリングにしっかり時間をかけてくれるサロンは、トラブルも起きにくく、リピーターが多い傾向があります。
愛犬の個性やライフスタイルに合った、ぴったりのスタイルを一緒に探していきましょう。

まとめ:愛犬の健康とライフスタイルに合わせたカットを選ぼう

ダックスフンドは「基本的にカットがいらない」犬種ですが、それだけにカットに迷いや不安を感じる方が多いのも事実です。
この記事では、カットしない派のメリット、バリカン後脱毛症リスクへの注意、暮らしに役立つ人気スタイル、サロン選びとオーダー術まで幅広く解説してきました。
大切なのは、「流行」よりも“うちの子の健康・個性・家族の生活スタイル”に合ったお手入れを選ぶこと。
飾り毛だけの部分カットや自然なフルコートも素敵ですし、サマーカットやデザインカットでイメチェンを楽しむのもダックスライフの醍醐味!
全身カットや難しいスタイルは必ずプロに相談し、自宅では“安全・清潔・健康維持”を第一にした部分ケアを続けてください。
オーダー時は写真や長さ指定・道具の希望・生活の悩みまでしっかり伝えるのが成功の近道です。
世界にひとつ、うちの子だけのベストスタイルで、もっとダックスとの毎日を楽しみましょう!


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