犬の「におい」問題に悩むすべての飼い主さんへ!
ワンコとの暮らしがもっと快適になる、臭いが強い犬種ランキングや原因・対策、そして「匂いが少ない犬種」まで徹底解説。
犬好きさんが「もう耐えられない…」と感じる前に知っておきたい知識とケアのコツを、楽しく詳しくご紹介します!
はじめに:愛犬の臭いは「飼い主の責任」か「犬種の宿命」か
犬を家族に迎えたとき、多くの人が必ずぶつかる「犬特有の臭い」の悩み。
愛おしい存在なのに、どうしても気になる体臭や部屋のニオイ…
でも、この問題は「飼い主さんのケア不足」だけが原因ではありません。
実は、犬種ごとに体臭の強さやにおいの特徴には大きな違いがあるのです。
本記事では、臭いやすい犬種ランキングと理由、「逆に匂わない犬種」の紹介、そして臭い対策の極意まで、知ればもっと楽しく愛犬と暮らせる内容をぎゅっとまとめました。
犬とのハッピーライフを諦めないためにも、原因と解決策を今こそ見直してみませんか?

【獣医師監修級】臭いが強い犬種ランキングTOP5と理由
どのワンちゃんも愛嬌たっぷりですが、犬種によって「体臭が強いかどうか」には大きな差があります。
ここでは、被毛の構造・皮脂分泌・体型・耳や顔の特徴など、専門的な観点も踏まえて「なぜこの犬種が臭いやすいのか?」を徹底的に解説。
それぞれの犬種の特徴を知っておくことで、お世話のポイントや注意点がグッと分かりやすくなります。
第1位:パグ(シワと皮脂のダブルパンチ)
愛らしい丸顔と独特のムギュッとした体型で人気のパグは、「犬種の中でもトップクラスの体臭の強さ」を持っています。
その理由は主に二つ。まず顔や全身の「深いシワ」。ここに皮脂や汚れ、水分がたまりやすく、すぐに細菌が繁殖して独特の臭いを放つ原因になります。
さらに皮脂の分泌量が多いダブルコート体質で、被毛の蒸れやすさもピカイチ。
加えて鼻が短い「短頭種」なので、呼吸時に空気を多く飲み込んでしまい腸内環境も乱れやすく、結果としておならや体全体の匂いも強烈になりがちです。
肛門腺が詰まりやすいのもパグの特徴。肛門腺分泌物がたまると、驚くほど刺激の強い「生臭さ」が発生します。
健康面や性格は明るく愛嬌抜群ですが、お手入れを怠ると飼い主さんも「うっ…」となる臭いが強くなるので、日々のケアが絶対に欠かせません。
第2位:アメリカン・コッカー・スパニエル(脂漏体質と耳の構造)
エレガントな長い耳とふわふわ被毛が魅力的なアメリカン・コッカー・スパニエル。
しかし、脂漏体質かつダブルコートのため、皮脂が多く皮膚や被毛がベタつきやすいという特徴があります。
そのため、日々のブラッシングやシャンプーを怠るとすぐに「脂っぽい臭い」「獣臭」が発生しやすいです。
また、垂れ耳で通気性が非常に悪く、耳の奥に湿気や汚れが溜まりやすいため外耳炎や耳垢の悪臭が強烈に。
長い被毛にはホコリや排泄物も絡みやすく、「気付かぬうちに体全体が雑巾臭…」ということも。
家族に迎える際は、「こまめなトリミングや耳掃除」を習慣化しないと、家の中まで独特な臭いが広がってしまうので要注意です。
第3位:フレンチ・ブルドッグ(顔の構造とガス溜まり)
お茶目な表情とむちむちボディが可愛いフレンチ・ブルドッグも、体臭がかなり強めの代表犬種。
最大の理由は、顔全体の深いシワと皮脂分泌の多さ。パグ同様、シワの溝には皮脂や汚れが溜まって細菌が繁殖しやすく、「顔まわり」からの臭いはかなり強烈です。
また、よだれの量も多く、食事や水分が毛に付きやすいのも雑菌と臭いの元。
短頭種特有の消化の問題もあり、腸内ガスが溜まりやすく、「おならが多い&強い臭い」も特徴。
さらに、涙やけ・耳の蒸れにも注意が必要なので、お手入れの手間は多いですが、「シワの奥まで拭く」「顔・耳・体をまめにケア」を徹底することで、強い臭いをかなり抑えることができます。
第4位:ゴールデン・レトリバー(ダブルコートの蒸れと皮脂)
明るくフレンドリーで人気者のゴールデン・レトリバーですが、大型犬ならではの「ダブルコート被毛+垂れ耳」というダブルパンチで、実は体臭も強めです。
抜け毛が多く密集した毛の下には皮脂や汚れが溜まりやすく、ブラッシング不足やシャンプー不足ですぐに「雑菌の温床」になります。
垂れ耳は通気性が悪く耳垢や湿気による「耳の生臭さ」が特徴的。
また、ゴールデンは「よだれが多い」体質で、胸や口周りの被毛によだれや食べかすが付着しやすく、酸っぱい臭いの原因に。
体が大きいため、ケアの手間はどうしてもかかりますが、「抜け毛・皮脂・耳・よだれ」の4大臭いポイントを抑えておけば、部屋中に染み付くような悪臭を大幅に防ぐことができます。
第5位:ビーグル(垂れ耳と体臭の強さ)
陽気で活発、猟犬としても歴史が深いビーグルは、被毛自体は短いのに「油分が多く体臭が強い」タイプ。
皮脂分泌が盛んなため、洗ってもまたすぐに体臭が戻ってきやすいのが特徴です。
また、垂れ耳による通気性の悪さ、耳垢や外耳炎の臭いにも要注意。
アウトドアが大好きな性格なので、泥汚れや雑菌も付きやすく、お散歩帰りに「うちの子、なんか臭う…」と感じやすい代表格です。
皮膚や被毛、耳のケアを欠かさず行うことで、強い臭いを最小限におさえられます。
番外編:犬種に関わらず「老犬」や「病気」で臭うケース
実は犬種を問わず、「老化」や「病気(皮膚炎・耳疾患・口腔トラブル・内臓疾患)」によっても、急激に強い臭いが発生する場合があります。
年齢を重ねると代謝や分泌物のバランスが崩れやすくなり、特に「口臭」「体臭」「耳や肛門腺の臭い」が悪化しやすい傾向。
また、皮膚病や歯周病、外耳炎などが隠れている場合、ケアだけではなく、早期の動物病院受診が重要です。
「急に強くなった」「どんなに洗っても取れない」という臭いは、健康状態のサインでもあるので、普段からチェックとケアを欠かさないようにしましょう。
「犬の匂い、もう耐えられない!」と感じる3つの原因と心理
「うちの子は大好き。でも、臭いだけはどうにもガマンできない…」
そんな悩み、実は多くの飼い主さんが感じています。
ここでは、なぜ「可愛いけど臭い」「もう限界!」となるのか?犬の臭いが耐えられなくなる背景や、心理的な負担まで、リアルな現場目線で解き明かします。
臭いのメカニズムが分かれば、対策も効果的に進めやすくなりますよ。
原因1:住環境の悪化(アンモニアとフェロモンの染み付き)
犬の臭いは、ただ「犬本体」から漂うものだけではありません。
実は、トイレの掃除不足や排泄物の残り香、犬特有の皮脂・フェロモン成分がカーペットや壁、ソファなどに染み付いていくことで、「部屋自体が臭い!」という状態になりがちです。
特に、アンモニア臭や分解された排泄物の臭いは刺激が強く、布製品や家具に一度染み込むと取れにくくなります。
これが蓄積されると、来客や家族にも「うちは犬臭い…」と気づかれてしまい、ストレスや自己嫌悪に繋がりやすくなるのです。
毎日掃除しているつもりでも、「空間ごと臭う」状態は案外見逃されやすいポイントなので、犬本体のケアだけでなく、お部屋の環境全体にも気を配りましょう。
原因2:ケア不足による「酵母菌・ブドウ球菌」の繁殖
ワンちゃんの皮膚や被毛、耳、口の中では、目に見えない雑菌が日々増殖しています。
中でも、酵母菌・ブドウ球菌といった常在菌が、皮脂や汚れ、湿気と反応して爆発的に繁殖することで、あの「獣臭」「カビ臭」「酸っぱい臭い」が発生します。
特にダブルコートや長毛種は、ブラッシング・シャンプー・耳掃除が足りないと「毛玉の中」「耳の奥」「口周り」に雑菌の温床が生まれやすく、どれだけ可愛がっても臭いの悩みが絶えません。
また、肛門腺絞りや歯磨きをサボると、「生臭さ」「腐敗臭」がどんどん強くなります。
面倒でもケアを怠れば怠るほど臭いは強烈に…
逆に言えば、ポイントを押さえたお手入れで「家族も友人も気にならないレベル」まで匂いを激減させることが可能です。
原因3:嗅覚疲労とストレスによる過敏反応
犬の臭いに長期間さらされていると、「嗅覚疲労」や「ストレス反応」が起こりやすくなります。
最初は「このくらいなら平気」と思っていても、毎日強い臭いを嗅いでいるうちに、嗅覚がマヒしたり逆に敏感になったりして、「ちょっとした臭いも不快に感じてしまう」現象が起こるのです。
また、忙しさや体調不良、来客の予定など「普段以上に臭いに意識が向いてしまう」場面が続くと、「可愛いはずの愛犬さえ憎く感じるほど」イライラしてしまうことも。
こうした心理的な負担を溜め込まないためにも、家族やプロの力も借りて「臭いの原因は早めに断つ」のがストレスフリーな愛犬ライフのコツです。
これから迎えるなら必見!毛が抜けない・匂いのない犬種5選
「犬は大好き!でも、臭いと抜け毛はできるだけ少ない方が嬉しい…」
そんな希望を持つ方にとって、犬種選びはとても重要なポイントです。
実は、犬の中には体臭が弱く、毛もほとんど抜けない“超お手入れラクな犬種”が存在します。
ここでは、これから愛犬を迎える方にも役立つように、匂いの少なさ・飼いやすさ・お手入れ頻度を総合的に見て選んだ5犬種を徹底解説!
それぞれの魅力、ケアのポイント、向いている家庭の特徴まで、詳しく紹介していきます。
トイ・プードル:抜け毛・体臭の少なさNo.1
トイ・プードルは、「犬の中でもっとも体臭が少ない犬種」といわれるほど清潔感の高い犬種です。
その理由は、独特の「シングルコート(一本毛)」という毛質。
ダブルコートの犬に比べて皮脂が少なく、毛もほぼ抜けないため、部屋に臭いがこもりにくい&毛の飛散もほとんどなしという驚異的な魅力を持っています。
また、プードルは「犬の中でもトップクラスに賢い」ため、しつけが入りやすく、初めての飼い主さんでもトラブルが少ない点も嬉しいポイント。
ただし、クルクルの毛が伸び続けるためトリミングは必須。月に1度のサロン通いが必要ですが、それさえできれば体臭の悩みはほぼゼロに近いレベルです。
甘えん坊で人が大好きな性格なので、家族と一緒に過ごす時間をたっぷり持てる家庭にぴったり。
「抜け毛ゼロに近い・匂わない・頭が良い」という三拍子が揃った、まさに理想のコンパニオンドッグといえます。
ビション・フリーゼ:こまめなケアは必要だが体臭は微弱
ふわふわで真っ白な被毛が魅力のビション・フリーゼ。
ぬいぐるみのような外見ですが、実は体臭の少なさでも高く評価されている犬種のひとつです。
シングルコートで皮脂が少ないため、プードル同様「獣臭」が少なく、定期的なケアさえしていれば家が臭くなる心配はありません。
ただし、この美しいモフモフは長く伸び続けるため、毎日のブラッシングと月1のトリミングが必須。
ケアの手間は少し多めですが、そのぶん「匂い・抜け毛が極めて少ない」という恩恵をダイレクトに受けられます。
ビションは明るく陽気で社交的。「いつでも笑顔でいてくれる家庭犬」として人気も高く、室内飼いにもぴったり。
きれい好きな飼い主さん、来客が多いお家、アレルギー体質の家族がいる家庭にも向いている犬種です。
ミニチュア・シュナウザー:剛毛質で臭いがこもりにくい
ミニチュア・シュナウザーは、「髭の紳士」と呼ばれる独特の外見がチャームポイント。
実は彼らも、犬の中では匂いがとても少ない部類に入ります。
その理由は、硬くて密なワイヤーコート(剛毛)。
皮脂がこもりにくく、湿気も吸い込みにくいため、臭いの元になる雑菌の繁殖が非常に起こりにくいのです。
抜け毛も少量で、部屋が毛だらけになる心配もごくわずか。
ただし、特徴的な口ひげは汚れが溜まりやすいので、食事後の拭き取りケアが必須です。
また、皮脂が少ないぶん乾燥しやすいので、月1のシャンプーは優しめのものを選び、皮膚の状態をこまめに確認してあげましょう。
「賢い・従順・陽気」と性格も良く、初心者から上級者まで飼いやすい万能タイプ。
室内でも運動できる環境が整っていれば、都会暮らしにもぴったりの相棒になります。
イタリアン・グレーハウンド:短毛かつ皮脂が少なめ
スレンダーで上品な体つきが特徴のイタリアン・グレーハウンド(通称イタグレ)。
この犬種は、短毛で皮脂量が非常に少ないため、匂いがほとんどしないという強みがあります。
ふわふわ被毛の犬と違って毛が蒸れにくいため、体臭・雑菌臭がわきにくく、シャンプーの頻度も比較的少なめでOK。
さらに、抜け毛もとても少なく、掃除の手間も大きく減ります。
ただし、短毛ゆえに寒さに弱く、冬場は洋服が必須。骨が細いので、段差や激しい運動も注意が必要です。
ナイーブな一面もありますが、飼い主に従順で甘えん坊。静かな家庭や単身者にも向く、上品で優しい犬種です。
「匂いの少なさを最重視したい!」という方にも非常におすすめです。
バセンジー:自ら毛づくろいをする“猫のような犬”
最後に紹介するバセンジーは、世界的にも珍しい「吠えない犬」として有名ですが、実は“体臭が極端に少ない犬”としても知られる特別な存在です。
なんと、バセンジーは猫のように自分でグルーミング(毛づくろい)をする習性があり、常に体を清潔に保とうとします。
皮脂量も少なく、独特の犬臭さがほとんどありません。
抜け毛も少ないため、部屋が臭うこともほぼゼロに近いレベル。
ただし、非常に賢く独立心が強いので、しつけにはコツが必要。初心者よりは中級者向けの犬種といえます。
それでも、「匂わない・静か・清潔」という三拍子が揃った唯一無二の魅力を持つ、特別なパートナーになるでしょう。
自宅ケアで限界を感じた時の「プロ頼み」消臭・洗浄スポット
どれだけ毎日お手入れしても、「なんか部屋が臭う…」「犬そのものからもうどうしても取れない生臭さが…」と感じたことはありませんか?
そんな時、“プロの手を借りる”のが実は一番の近道です。
家庭では落としきれない頑固な臭いや、ソファやカーペット、犬の体自体に染み付いたニオイまで、専門店やプロサービスなら驚くほどスッキリ落としてくれます。
ここでは、おすすめのペットサロンやハウスクリーニング業者の特徴、利用のコツまで徹底解説!
「臭いが原因で愛犬との暮らしがストレス…」そんな限界状態の飼い主さん必見の内容です。
大手ペットサロンでの「薬用・オゾンシャンプー」活用
犬の臭いの最大の元凶である「皮脂・細菌・毛穴の汚れ」。
自宅のシャンプーではなかなか奥まで洗い落とせない汚れや匂いも、ペットサロンのプロによる“薬用・オゾンシャンプー”なら徹底的にクリーンにできます。
イオンペット(PeTeMo/ペテモ)では、全国どこでも炭酸泉や泥パック、オゾン水浴などの消臭&皮膚ケアオプションが充実。
特に臭いが気になる子には、脱臭力の高いコースを選んでみるのがオススメです。
ペットのコジマのトリミングサロンは、皮膚トラブル・アレルギー・体臭に悩む犬向けのコースが多数。
皮膚炎や脂漏症が隠れている子でも、「一度のケアで臭いの元ごとスッキリ」なんてことも。
Coo&RIKU(クーアンドリク)は、店舗数が多く、価格もリーズナブル。
定期的な利用で「こまめな洗浄・匂い残りゼロ」を実現しやすいです。
自分で洗うのが大変な大型犬や、シニア犬、持病がある場合も相談できるので、「もうお手上げ!」と思ったら一度プロのケアを体験してみましょう。
ペットサロンでは被毛カット・肛門腺絞り・耳掃除・デンタルケアなども同時に依頼できるので、ワンストップで全身まるごと消臭&清潔が叶います。
ハウスクリーニング業者による「部屋の消臭」
実は、どんなに犬自体をキレイにしても、「家の壁紙やカーペット、ソファ・カーテン」にまで染み付いた臭いは素人ではなかなか取れません。
そんな時は、ハウスクリーニング業者のペット消臭サービスが救世主!
ダスキン(サービスマスター)なら、プロの機材と洗浄剤で、ソファ・カーペット・フローリング・壁紙などのペット臭や皮脂汚れ、アンモニア臭まで徹底クリーニング。
部屋全体が「新築みたいに無臭」にリセットされる快感は、一度経験すると手放せません。
おそうじ本舗では、壁紙の特殊洗浄やペットにも安心な消臭コーティングを依頼でき、「部屋に染み付いた“犬の家臭”」まで根こそぎ除去できます。
抜け毛や細かい皮脂もハイパワー掃除機や専用液でプロ仕様のクリーンアップ。
- イオンペット(PeTeMo/ペテモ):全国展開でオゾンや炭酸泉による脱臭力が高く、皮膚トラブルも相談可能。
- ペットのコジマ(トリミングサロン):皮膚炎ケア・体臭ケアが充実。シャンプーや部分カットもお手頃価格。
- Coo&RIKU(クーアンドリク):店舗数が多く、定期的に通いやすい。
- ダスキン(サービスマスター):カーペット・壁紙・床の染み付いたペット臭をプロ仕様で徹底洗浄。
- おそうじ本舗:消臭コーティングや壁紙の特殊洗浄まで相談できる。
料金やサービス内容は店舗や地域によって変わるため、まずは無料見積もりやカウンセリングを活用して、自分の家・愛犬に合ったサービスを探してみましょう。
長年の臭い問題が「一発解決」できるかもしれません!
今日からできる!臭いを劇的に減らすホームケアの「新常識」
「プロの手を借りる前に、まずは自分でできる限りのことをしたい!」
そう思う飼い主さんのために、今すぐ実践できて効果が高い“最新・最強のホームケア術”を伝授します。
古い方法や「なんとなくやってるだけ」のケアでは、もはや現代の犬の臭いは防げません。
ここで紹介するのは獣医師やプロトリマーも推奨する、科学的にも理にかなった消臭&衛生対策。
今日からの暮らしがグッと快適になります!
食事の見直し:フードの質が体臭を変える(腸内環境改善)
見落とされがちですが、ドッグフードの選び方や腸内環境は、犬の体臭に大きな影響を与えます。
安価で脂質や添加物が多いフードは、皮脂分泌や消化不良、ガス発生を促進し、結果的に体臭やおならの臭いが強くなりがち。
逆に、消化吸収がよく、高品質なたんぱく質・乳酸菌・オリゴ糖を含むフードは、腸内フローラを整え、便や皮脂の臭いを根本から軽減します。
アレルギーや皮膚トラブルが原因の臭いにも「食事療法」は抜群の効果。
「最近体臭が強くなった」と感じたら、まずは日々の食事を見直してみてください。
正しいブラッシング:死毛を取り除き雑菌の温床をなくす
ブラッシングは単に抜け毛対策ではありません。
抜けたまま残っている死毛は、皮脂や汚れ・湿気と絡み合い、雑菌やカビの“温床”となります。
特にダブルコートや長毛種は、毎日のブラッシングが「最大の消臭対策」。
スリッカーブラシやラバーブラシ、抜け毛取りグローブなど犬種にあった道具を使い、皮膚の通気性をキープしましょう。
被毛のもつれ・毛玉も臭いの原因になるので、優しく丁寧なケアを日々続けることが肝心です。
肛門腺絞りと歯磨き:あの独特な「生臭さ」の元を断つ
「どんなに体を洗っても消えない、生臭い匂いがある…」
その正体は多くの場合肛門腺分泌物や口腔内の歯石・歯周病菌です。
肛門腺絞りは月1回が目安ですが、体質によってはもっと頻繁に必要な子も。
慣れないうちは動物病院やサロンにお願いし、徐々に自宅でもできるようになれば、臭いの元を最短で断つことができます。
また、毎日の歯磨き・デンタルガム・デンタルおもちゃも大切。
歯周病や歯石は「腐敗臭」の元なので、子犬の頃から口腔ケアの習慣を!
最強の味方「次亜塩素酸水」と「脱臭機」の導入
- パナソニック「ジアイーノ」などの次亜塩素酸空間除菌脱臭機は、空間全体のペット臭を元から分解・除去するハイテクアイテム。
犬の臭い分子を酸化分解し、部屋全体が「ペットカフェのような清潔な空間」に早変わりします。 - ペット専用消臭スプレーは、皮脂や排泄物、粗相、ソファ・カーペットの臭い対策に必須。
必ずペット用・無香料・アルコールフリーのものを選び、犬が舐めても安心な成分をチェックしましょう。
洗濯や掃除でも「ミョウバン水」「重曹」など安全な消臭アイテムを活用すると、臭い残りをしっかりカットできます。
こうした科学的な消臭機器やアイテムの導入は、犬との暮らしを快適にする新定番。
手間を減らしつつ、ワンランク上の清潔ライフを実現しましょう!

まとめ:臭い対策は「犬種選び」と「プロの活用」で解決できる
犬の「臭い」問題は、飼い主さんの努力やケア次第で大きく改善できますが、実は「犬種選び」そのものも快適な犬ライフの最大のポイントとなります。
体臭が強い犬種は、どうしても独特な獣臭や皮脂のにおいが発生しやすく、放置してしまうと家じゅうに臭いが染みついてしまうことも。
ですが、こまめなブラッシング・シャンプー・耳や肛門腺・歯のケアを徹底することで、驚くほど清潔に保つことができます。
それでも限界を感じた時は、無理せず「プロの手」を借りること。
ペットサロンやハウスクリーニングなど、専門のサービスを活用することで「もう無理…」というほどの悪臭からもきっと解放されるはずです。
そしてこれから愛犬を迎える方は、「匂いが弱い」「抜け毛が少ない」犬種を選ぶだけで、普段の生活が驚くほど楽になります。
毎日のお手入れ+ちょっとした工夫で、愛犬と家族みんなが笑顔になれる、清潔&快適な暮らしを手に入れましょう。
臭いを理由にワンコとの暮らしを諦める必要はありません。
知識と対策を味方に、最高のドッグライフを楽しんでくださいね!

